ウェルスナビ(WealthNavi)と分配金

当サイトはPRを含みます。

WealthNavi(ウェルスナビ)における分配金

近年、人気の高まっている投資方法にロボアドバイザーがあります。人気の理由は、投資という難しい資産運用をロボアドバイザーが全て行ってくれることと、株式や債券などに分散投資を図ることによって、リスクが低減化されていることです。そのロボアドバイザーのトップブランドと言えるのが「WealthNavi(ウェルスナビ)」です。

加えて、WealthNaviは利用者から入金された資金を海外ETFという世界的な金融商品で運用しています。従って、単に株式や債券などの商品的な分散投資だけではなく、地理的な面でも分散投資が行われています。つまり、1つの国の経済動向によって運用業績が左右されないようにしています。

WealthNaviによる海外ETFへの分散投資は、各利用者に即して構築されたポートフォリオに基づいて、AIを搭載したコンピュータが自動的に行います。従って、利用者が直接商品を購入したり、売却したりする必要がありません。

そして、海外ETFの運用によって分配金が得られると、投入資金に応じた金額が利用者に配付され、その分配金が資産運用に再利用されます。つまり、分配金が複利で運用されることになります。分配金が発生するタイミングは投資先のETFによって異なるため、運用利回りもETFごとに変わってきます。

なお、分配金は自動的に自分の口座に入金されるため、運用で得た「ボーナス」と誤解されがちですが、+αのお金ではありません。分配金はETFの資産から削られて捻出されるため、ETFの価格が下落します。従って、自分が持つ資産価格も併せて下落することになり、単純にお金が増えたわけではありません。

ちなみに、ETF(Exchange Traded Funds)とは上場投資信託のことであり、株式や債券、REIT(不動産投資信託)、金などの指数に価格が連動する金融商品のことです。一般的な投資信託とは違って証券取引所で取引されているため、パフォーマンスを確認しやすく、運用の透明性の高いというメリットがあります。

WealthNavi(ウェルスナビ)の分配金の配付時期と配布額

当然ですが、分配金は利益が発生した時に支給されるものであり、市況が悪化していた場合は支給されないこともあります。また、ポートフォリオで構成される銘柄はリスク許容度によって配分が異なるため、分配金の額もリスク許容度ごとに異なります。

海外ETFの配付時期と配付額は以下になっています。実際に配付される日は通常、月末または月初になっています。なお、分配金が支給されると、「外国利金分配償還配当のお知らせ」というメールが送られてきます。

1.分配金の配付時期

  • VTI、VEA、VWO、AGG、IYR:3ヶ月ごと(年4回、3月・6月・9月・12月)
  • AGG、TIP:毎月(年12回)
  • GLD:分配金なし

株式と不動産は3ヶ月ごと、債券は毎月分配金をもらうことができます。GLD(金)だけは分配金がありません。

2.分配金の配付額(2019年11月時点)

  1. 運用資金10万円の場合
    ・リスク許容度1:1,747円
    ・リスク許容度2:2,080円
    ・リスク許容度3:2,321円
    ・リスク許容度4:2,292円
    ・リスク許容度5:2,391円
  2. 運用資金50万円の場合
    ・リスク許容度1:8,736円
    ・リスク許容度2:10,400円
    ・リスク許容度3:11,605円
    ・リスク許容度4:11,461円
    ・リスク許容度5:11,953円
  3. 運用資金100万円の場合
    ・リスク許容度1:17,472円
    ・リスク許容度2:20,801円
    ・リスク許容度3:23,210円
    ・リスク許容度4:22,922円
    ・リスク許容度5:23,906円

リスク許容度ごとの運用利回りは以下になっています。

  • リスク許容度1:1.75%
  • リスク許容度2:2.08%
  • リスク許容度3:2.32%
  • リスク許容度4:2.29%
  • リスク許容度5:2.39%

ちなみに、2018年の海外ETFにおける商品ごとの運用利回りは以下の通りです。

  • VTI(米国株):1.63%
  • VEA(日欧株):1.48%
  • VWO(新興国株):0.80%
  • AGG(米国債券):2.70%
  • TIP(物価連動債):5.32%
  • IYR(不動産):3.20%

なお、WealthNaviでは利用手数料として預り資産額の1%がかかります。大雑把に計算すると、分配金はその利用手数料の倍額になっています。

WealthNavi(ウェルスナビ)における分配金の再投資

WealthNaviは海外ETFで発生した分配金が再投資されるため、分配金が複利で運用されるという効率的な運用が特徴でもあります。なお、分配金の再投資はWealthNaviが自動的に行いますが、再投資の実施条件が資産評価額が250万円未満の場合と250万円以上かで異なります。

  • 資産評価額が250万円未満の場合
    現金部分が資産評価額の0.4%以上になると追加投資を行われます。その際は、最低現金部分として「1,000円と約3ヶ月分の手数料」が必要です。つまり、分配金などで最低限金部分以上の現金を賄えないと再投資が行われません。
  • 資産評価額が250万円以上の場合
    追加入金により現金部分が「1万円と約3ヶ月分の手数料」になると追加投資が実施されます。

ちなみに、単利と複利では、運用期間が長期になればなるほど利益額に大きな差が生じます。例えば、元本を100万円で運用したとします。ETFの配当利回りを2%とすると、単利の場合は1年間で2万円の分配金を得られます。30年間単利で運用した場合は、2万円×30年=60万円が分配金合計額になります。

一方、複利で運用した場合は、1年目に得られた2万円を元本の100万円に加えた102万円で2年目が運用されます。そして、元本が毎年少しずつ増額されていきます。30年後には分配金が81万円に膨らみます。単利とは21万円の差が出ます。

WealthNavi(ウェルスナビ)の分配金の確認方法

分配金の内容はWealthNaviのホームページで確認できます。ログインページの画面右上にある「取引履歴」をクリックすると、取引履歴一覧が表示されます。表を見れば、「どの銘柄」で「いくらの分配金」が発生したのかが分かります。また、「ポートフォリオ」をクリックすると、画面に現在の資産状況が表示され、「現金」と書かれている部分に分配金の合計金額が記入されています。

WealthNavi(ウェルスナビ)の分配金に対する課税

分配金は「配当所得」に分類され、20.315%(所得税15%、地方税5%、復興特別所得税0.315%)の税金が課されます。配当所得は申告分離課税になっており、株式などの譲渡所得と合わせて20万円を超えると確定申告が必要になります。ただし、WealthNaviの口座開設時に「特定口座(源泉徴収あり)」を選択すると、WealthNaviが自動的に税金を納付するため、利用者は確定申告をしなくて済みます。特段の理由がない限り、特定口座(源泉徴収あり)」にした方が得策です。

ちなみに、WealthNaviは海外ETFで運用されているため、米国株の分配金が出ると、アメリカで10%の税金を取られます。つまり、WealthNaviから支払われる分配金はアメリカで10%を引かれた残額になります。従って、アメリカと日本の「二重課税」になります。実は、確定申告の「外国税額控除」の適用を受けると、最大で10%取り戻すことができます。金額が大きい場合は有効な手続きですが、分配金程度の金額だと手間の負担の方が大きいため、あきらめているのが実情です。


ウェルスナビ(WealthNavi)関連記事一覧|ロボアドバイザー・ラボ

ロボアドバイザー・ラボとは|About the Author

ロボアドバイザー・ラボ
ロボアドバイザー情報専門メディア、ロボアドバイザー・ラボ。
ロボアドバイザーに関する専門情報をお届けします。

【メディア掲載】(※一部。順不同。)
・財経新聞
・朝日新聞デジタル
・SANSPO.COM
・SankeiBiz
・Mapionニュース
・楽天Infoseekニュース
・エキサイトニュース
・BIGLOBEニュース
・@nifty ビジネス