ウェルスナビのデメリットについて

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ウェルスナビによる運用がデメリットになるタイプ

投資は上手に運用すれば利益が出ますが、一方で損失を出す場合もあります。
初めて投資に取り組む人や、投資に自信のない人にとっては、最適な運用を自動で行う投資ロボットは便利なサービスです。
ウェルスナビはこのような自動運用を行うものであり、ETFなどの注目度の高い投資を個人の特徴に合わせて行うサービスとして人気を集めています。
投資で利益を出すことは決して簡単ではなく、様々な情報収集や投資センスが必要になります。
経験値も投資にとって大切なポイントですが、特に初心者は多くの知識を詰め込むことはできても、経験という点では熟練者に比べて劣ります。
相場状況に振り回されてハイリスクな投資方法を行ってしまい、損失を積み重ねることもあります。
投資による損失リスクを減らすためには、相場状況に動揺しない冷静な判断と、ハイリスクな投資方法を可能な限り避けることが重要です。
初心者でもリスクを抑えた投資が実現可能で、確実に利益を積み重ねていく期待ができるのがウェルスナビの特徴です。
しかし、このようなウェルスナビのメリットを十分に活かせないタイプの人は、運用に関して不満やデメリットを感じる場合もあります。
ウェルスナビなどの自動運用を考える場合には、自分自身がそれに向いているタイプかどうかを検討しておく必要があります。

ウェルスナビによる運用のデメリット(自分の裁量を活かせない)

ウェルスナビは、質問によって利用者の適性を診断し、その人に最も合った投資資産の組み合わせパターンを提案します。
ロボットによる客観的な判断を仰ぐことができるため、投資で頻繁に起こる感情的なトレードによる失敗を避けることができます。
この点は自動トレードの大きなメリットですが、逆に言えば、自分の裁量を投資に活かしたい人にとっては活用方法が限定されるため不向きな場合があります。
投資の熟練者や、自分のセンスを投資のポートフォリオに活かしたいタイプの人は、裁量トレードの方が向いています。
裁量が向いているタイプの人は、投資に対する一定の自信があり、経験値によってそれが裏付けられている場合も多いです。
投資に割り当てる時間をしっかり確保でき、自分自身が分析して投資銘柄を選ぶことが苦にならないタイプです。
自分のトレードセンスを十分に活かしたい場合は、自動運用であるウェルスナビはその余地が少ないため不満の残るトレードになる可能性があります。
但し、たとえ経験値があっても投資成績の悪い人は、そのまま裁量トレードを続けていけばさらに状況が悪化することも考えられます。
投資に慣れているからといって、必ずしも投資成績が良好とは限りません。
投資に客観的な事実に裏付けされた自信を持っている場合は裁量トレードでも大丈夫ですが、多額の金額を扱う割りには投資に対して自信のない人も存在します。
そんな人は、自動運用も視野に入れることで適切な投資のポートフォリオを選択できる可能性があります。

ウェルスナビによる運用のデメリット(短期のハイリターンには向かない)

短期トレードでハイリターンを狙う人にとっては、ウェルスナビはじれったく感じるケースもあります。
ウェルスナビは長期的な運用に最も適した方法です。
リスクを抑えながら、時間と共に着実に利益を積み上げていくことに適しており、ハイリスクで短期的に大きなリターンを狙うような投資方法とは根本的に異なります。
そのため早く利益を出したい人にとっては不満を感じる場合があります。
しかし、短期でハイリターンを狙う場合は、それと同じように大きな損失リスクが発生します。
トレードに対応した一定の投資センスが備わっていて、リスク管理が自分でできる人にとっては、ウェルスナビよりも裁量トレードの方が向いている場合があります。
但し、ウェルスナビの特徴は、分散投資によってリスクを低下させる点にあります。
局所的に集中した投資を行うよりも、世界各国の幅広い銘柄に分散投資することで、政治状況などの地政学的なリスクに備えることもできます。
投資に関してはできるだけリスクを避け、長期的な観点から少しずつ利益を積み重ねていく方が安全な運用ができます。
どの程度のリスクであれば受け入れることができるのか、自分の投資センスはどの程度かを冷静に判断して、裁量トレードと自動トレードを選択することが大切です。
但し、ウェルスナビは「リスク許容度」を選択することもできます。
株式の割合を大きくして、相対的にリスクの高いポートフォリオの組み合わせを取り入れることも可能です。
自動売買システムの範囲内で、リスクの程度を個人の好みで選ぶこともできます。
リスク許容度はウェルスナビの運用中にも変更可能です。

ウェルスナビによる運用のデメリット(手数料がかかる)

ウェルスナビは各自の最適なポートフォリオを提案し、実際の投資運用も行う便利なサービスです。
そのため、利用にあたっては手数料コストが必要になります。
ウェルスナビの手数料は、預かり資産が3000万円以下に対して年率1%(税別)です。
必要な手数料はこれのみであり、入金や出金、売買手数料やリバランスなどの様々なその他の手数料は無料になっています。
長期割制度もあるなど、手数料を低く抑えている点が特徴です。
ウェルスナビが低コストを実現している理由は、ETFの中でもコストの低いものを投資対象にしている点です。
手数料コストの負担は投資にとって最も意識すべき点の一つであり、できるだけ低い手数料で運用することが最適な方法です。
ウェルスナビの便利なサービス内容と比較した場合に、この手数料は利用しやすい範囲内と考えていいでしょう。
但し、手数料をできるだけ低く抑えるのであれば、裁量トレードの方が向いています。
投資にかける金額がどの程度かによっても、コスト負担の捉え方に違いがあります。
本格的にトレードを行う場合には、年率1%のコスト負担はパフォーマンスから考えて安いと考えることができるでしょう。
限られた金額で投資範囲も限定的な場合であれば、自分で十分に裁量トレードを行うことも可能です。
各自の投資方針に従って、手数料コストの面からも裁量トレードか自動トレードかの選択を考えていくことが必要です。

ウェルスナビのデメリットを克服した運用方法

自分のセンスを活かした投資方法を取りながら、ウェルスナビのメリットも十分に利用したい場合は、裁量トレードと自動トレードを併用することは一つの方法です。
裁量トレードでは自分の投資センスを活用した運用を行い、その一方で、自動トレードではウェルスナビに任せた運用を行うことです。
裁量トレードで結果が思わしくない場合でも、自動トレードも行っていることで、リスク分散として効果があります。
もちろんロボットが分析した最適なトレードであっても、絶対に利益が出るという保証はありません。
経済的リスクや政治的リスクによって相場が大きく変動し、積み重ねていた利益がマイナスになることもあります。
ウェルスナビでは、その時々の一時的な状況にとらわれることなく、長期的な運用によって最終的に利益を上げていくことを目的にしています。
リスク管理の大きなメリットとしてウェルスナビを活用することで、全体的な投資のリスク低減につなげることも可能です。
短期トレードが得意な人は、ウェルスナビの長期トレードとしてのメリットを同時に活かすことで、より効率的な運用が可能になる期待もできます。


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