ロボアドバイザーのメリット・デメリットとは

ロボアドバイザーとは?

ロボアドバイザーとはロボットアドバイザーと言われるもので、資産運用のアドバイスを自動で行うサービスです。
そもそもロボアドバイザーと聞いてすぐにそれを理解できる方は意外と少ないのではないでしょうか。
それもそのはずです。
このロボとアドバイザーと言う聞きなれた言葉が組み合わさってはいるものの非常に新しい言葉なのです。
その歴史は新しく、2010年にアメリカのスタートアップ企業(新たな分野を創出するために新規に起業した企業、ベンチャー企業の一種)が開発し、サービスを公開したことが始まりです。
その後徐々にその利用が増えていき2014年末では日本円換算で約2兆円もの資産がロボアドバイザーを活用して運用されています。
2016年末時点では約9兆円がロボアドバイザーの活用によって運営されています。
そして2024年にはロボアドバイザーの活用によって約850兆円もの金額が全世界で動かされると予想されているのです。
このロボアドバイザーは近年注目されている技術であるAI(人工知能)がファンドマネジャー(資産運用を行う専門家)に代わって投資判断を行うという点からも非常に注目されているテクノロジーとなります。
そんなロボアドバイザーですが2019年現在、国内で提供されているロボアドバイザーの種類は主に2つです。
資産を入力するとアドバイスを行ってくれる助言型のサービスと実際に運用を行ってくれる運用型のサービスです。
多くの資産運用会社はこの二つを取り扱っています。
そしてこの二つを利用したサービスがロボアドバイザーのサービスになります。
今回このロボアドバイザーのメリットやデメリット、利用方法などをお話ししながら、その将来性にもふれていきます。
この文章を読んでいただいたことをきっかけにロボアドバイザーに興味を持っていただけたら幸いです。

ロボアドバイザーの利用・そのメリットとは?

ロボアドバイザーのメリットとして、一言でいうと低コストであるということです。
従来資産運用というと信託銀行や証券会社が人の手によって資産運用を依頼した場合非常にコストが掛かります。
例えばクライアント一人ひとりの資産構成を見直して定期的な調整を行い、ポートフォリオ(有価証券をはじめとする様々な金融資産の全容を指すものです。
預金は全体の何%、株は何%と言う様に資産の割合が分かります。)を作成し、更にファンドマネージャーのような高額な報酬を得る専門職が投資判断を行います。
そのようにして行われる資産運用は様々な専門家が関わります。
加えて信託銀行や証券会社が関わるため非常にコストがかかると言えるです。
一方ロボアドバイザーはそういったコストを大幅に削減できます。
投資方針を示せばAIを利用して自動的にポートフォリオを分析し提案、資産運用もAIによって投資判断を行うなどの自動運用を行ってくれるのです。
また、ハードルが低いのもメリットです。
従来は投資一任契約と呼ばれるクライアントが信託銀行などの投資運用の企業などに投資判断を一任するという契約を結ぶ必要がありました。
しかしロボアドバイザーは非常に少額の投資信託でも気軽にネットで申し込み利用できるメリットもあります。
そのため自宅に複数の担当者を呼んだり、自分から都心部の巨大な信託銀行へ足を運んで契約を結ぶという仰々しさや労力の消費はありません。
また、運用業者側からしても比較的小口のクライアントに対して分析や資産運用を最小限の人員で行うことができます。
必要な場所に必要なマンパワーを配置しやすくなるというメリットもあるのです。

ロボアドバイザーの利用・そのデメリットとは?

ロボアドバイザーはクライアントや資産運用を行う側にとってお互いのコストを削減でき、クライアントが資産運用を行う敷居が低くなるというメリットがあります。
しかしデメリットも存在します。
そのデメリットとは元本割れ、株式投資よりはコストが高い、クライアントの危険察知能力が養われない、長期投資しか向かないといったものが挙げられます。
元本割れは従来の資産運用でもあることですが、ロボアドバイザーの能力をもってしても運用が不調に終わることがあります。
そのためある程度のリスクがあることは理解した方が良いかもしれません。
ロボアドバイザーのメリットはコストの安さですが、これは従来の投資信託と比較した場合のみの話です。
株式投資を単独で行った場合に比べてどうしても運用コストの面で弱みがあります。
その理由として投資信託自体、株式の買い付けや資産配分、そしてそれらの調整を全て行うため、単独の株式投資に比べて行うことが多く、その分手数料も増えてしまいます。
なので、現状極力コストを抑えたいと思ったら非常に手間がかかりますが自分で株式投資を行う方が安いです。
ロボアドバイザーのデメリットの三つ目としてクライアントの危険察知能力が養われない事です。
これはロボアドバイザーにすべて一任しあらゆる資産の運用や調整を任せてしまうためクライアント自身は投資経験を積むことができず必要な時に資産の引き揚げを行うことができなくなる可能性があるのです。
ただ、きちんとこまめにロボアドバイザーの運用の仕方を見て学ぶことで経験を養うことができます。
最後の長期投資しか向かない理由としてロボアドバイザーは基本的に短期的な収益を上げるFXのような投資手法を行わないことが挙げられます。
そのため大きなリスクを取っても一度に資産を増やしたいと思っている方には不向きなサービスと言えます。

ロボアドバイザーの今後~その将来性とは?~

ロボアドバイザーの将来性は一言でいうと、とても明るいものがあると言えます。
様々なプラス要因があり、資産運用会社は人件費などのコストを大幅にカットし、利益を出しやすいメリットがあります。
クライアント側としても従来は門戸が開かれなかった小口の依頼でも気軽に資産運用の依頼を行うことができるようになります。
また冒頭でもお話した通り、2010年のサービス開始からたった4年で2兆円の運用実績を持つようになったことからも非常に成長が著しい分野です。
資産運用会社やクライアントに低コストと言う面でメリットがあります。
更にクライアントが資産運用を行いやすくなったということからもロボアドバイザー市場は今後拡大の一途をたどっていく可能性は非常に高いです。
ただ、その分野に従来の資産運用会社以外の異業種や外資系の積極的な参入が予想され激しい競争が繰り広げられるため資産運用会社としては余談は予断を許しません。
利用者側としては様々なサービスの展開など恩恵が得られます。

ロボアドバイザーの利用方法とは?

ロボアドバイザーの利用方法は基本的にネットでの利用になります。
信託銀行や証券会社のサイトから口座開設を申し込むことによって利用することができます。
口座開設を行った後、年齢や現在の保有資産、リスク志向(リスクをとっても資産を増やしたいかと言った希望、リスク許容度)を回答することによってロボットが最適な資産運用(ポートフォリオプラン)の提案を行うという形になります。
更にそこから提案に沿って運用しようとする場合は運用金額を設定して「投資一任契約」の申し込みが必要になります。
このようにして口座を開設し、ロボアドバイザーの診断を受け、ポートフォリオの提案を承認したうえで申し込み利用開始と言う流れになります。
ネットで気軽に相談でき、しかも企業によっては1,000円から利用を行うこともできるため利用者にとって参加しやすいのがロボアドバイザーのサービスと言えます。

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