ロボアドバイザーは不要なのか

ロボアドバイザーを不要に感じる理由

投資初心者の場合「投資運用にはロボアドバイザーが必須でしょ!」「ロボアドバイザーがないと不安」と感じる方が多い一方、投資運用に慣れている方はロボアドバイザーを不要に感じている方が非常に多いです。
その理由としては大きく分けて3つあり、1つ目はロボアドバイザーの実体は投資信託やETFを束ねただけで、何か新しい金融商品に投資しているわけではないからです。
投資運用に慣れている方のほとんどがロボアドバイザーに投資したお金がどこに行っているのかを知っています。
有名な会社でいえばWealthNaviは海外ETF、THEOは海外ETF、楽ラップは投資信託となっています。
これがどういうことなのかというと、ロボアドバイザーを使用して投資運用している場合、ロボアドバイザーを通じて投資信託やETFを買っているため、「ロボアドバイザーを使用せずに直接投資信託とETFを購入した方が良いのでは?」という考えから投資運用に慣れている方はロボアドバイザーを不要に感じています。
2つ目はロボアドバイザーの年間手数料が投資信託の10倍になる場合があるからです。
ロボアドバイザーを使用して投資運用している場合、ロボアドバイザーを通じて投資信託やETFを購入すると年に1%程の手数料が発生します。
有名な会社でいえばWealthNaviは年1.0%で、3000万円以上になると0.5%の手数料になり、THEOは年1.0%で3000万円以上となると0.5%の手数料となります。
楽ラップは年0.990%の手数料が発生します。
これだけ見ると「そんなに手数料高くないじゃん!」と思う方もいるでしょう。
例えば100万円を1年間預けるとすると、年間1万円の手数料が発生するため1万円以上の利益を出さないと年間収支はプラスになりません。
1万円以上の利益を出すということはそれほど簡単ではないため非常に勿体ない且つ高い手数料となります。
最後3つ目は、iDeCoやNISAのような節税策が一切使えないということです。
NISAとiDeCoは非課税制度のためロボアドバイザーには一切対応していません。
ちなみに一般NISAの場合、年120万円×5年間までの運用益が非課税となりロボアドバイザーは非対応になります。
つみたてNISAの場合は年40万円×20年間までの運用益が非課税となりロボアドバイザーは非対応になります。
iDeCoは掛け金全額が所得控除となり、ロボアドバイザーは非対応です。
こうした3つのことから投資運用に慣れている方の多くがロボアドバイザーを不要に感じています。

ロボアドバイザーを不要に感じない人の特徴

ロボアドバイザーを不要に感じない人の特徴は大きく分けて3つあります。
1つ目は自己肯定感が低い方です。
物事を1人で決めることに慣れていなかったり、自分で決めたにもかかわらず不安に感じてしまう方はロボアドバイザーの力を借りないと前に進めなかったり、もしよくない方向へ行ってしまうと「どうしよう…」「私の決め方が悪かったのかな…?」などと思い、自己嫌悪を招いてしまうことが多く負のループから抜け出せないことがあります。
2つ目は周りに相談できる人が居ない方です。
自分の周りに投資信託などを相談できる人が居なく、“頼れるのはロボアドバイザーだけ!“という方はロボアドバイザーなしでは投資運用が成り立たず、ロボアドバイザーに頼りっぱなしです。
3つ目は手数料のことをそれほど考えていない方です。
ロボアドバイザーを使用するにあたり少し高い手数料が発生します。
その手数料に対して「この位はしょうがない」「利益の出やすいロボアドバイザー代と考えれば…」などと、ロボアドバイザーの手数料に対して納得していたり、目をつぶれる方はロボアドバイザーのことを不要に感じていなかったりします。
ちなみにロボアドバイザーを必要だと感じている方に知っておいてほしいのですが、ロボアドバイザーを使用したからといって必ず利益が出るというものではありません。
なので、これを機に運用をする意味やロボアドバイザーの使用の有無を検討し直してみてはいかがでしょうか。

ロボアドバイザーを必要・不要に感じている人に知ってほしいメリット

ロボアドバイザーを使用メリットは8つ存在します。
1つ目は少額からでも投資ができるということです。
ロボアドバイザーの場合100円~投資を始めることができるため「少額で投資を行いたい」と思っている方には非常にオススメの投資方法です。
2つ目は投資の知識が少なくても始められることです。
一般的な資産運用をするには膨大な知識が必要となり、その知識が貧しいと大きな損失に繋がります。
また、膨大な知識が必要なことから運用を始める前に断念してしまうなんて方も少なくありません。
ですがロボアドバイザーの場合、ロボアドバイザーが先陣を切って運用をしてくれるため知識が貧しくてもそれほど問題なく運用することができます。
もちろん知識が豊富であればあるほど利益は発生し、楽しみながら運用することができます。
3つ目は手間がかからないということです。
ロボアドバイザーは放ったらかしで運用することができるため仕事や家事、育児で毎日時間に追われている方には非常にオススメの投資方法です。
4つ目は感情に左右されることなく資産運用ができるということです。
人工知能であるロボアドバイザーには感情がないため素早い判断と提案をしてくれます。
5つ目は利用する方に合った最適な資産配分を決めてくれます。
利用する方の資産運用の目的やリスクの許容度などに応じて適したポートフォリオを自動的に作成してくれるためリスクを恐れずに投資することができます。
6つ目は相談が不要ということです。
ロボアドバイザーが全ての判断と提案をしてくれるのでファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談が不要なことで時間とコストが不要になります。
7つ目は口座に入れたお金をすぐに引き出せることです。
金融商品の中には定期預金のように口座に入金したお金を一定期間引き出せない場合がありますが、基本的にロボアドバイザーのものはすぐに口座から引き出すことができます。
8つ目は確定申告が不要の特定口座があるということです。
ロボアドバイザーの口座には“一般口座“と“特定口座“の2種類があり、特定口座であれば“源泉微収あり・なし“という項目があり、“源泉微収あり“を選ぶと確定申告する必要がなくなります。
証券会社が自動的に作成してくれるので、確定申告をする手間がなくなります。

ロボアドバイザーを必要・不要に感じている人に知ってほしいデメリット

ロボアドバイザーを使用するデメリットは4つあります。
1つ目は運用コストが高いということです。
株式投資より、ロボアドバイザーの方が運用コストが高いです。
2つ目は投資経験を積むことが難しいということです。
ロボアドバイザーに全て任せっきりになってしまうため、運用歴が長くてもロボアドバザーを使用して運用している方は投資経験がほとんどないに等しいです。
3つ目は短期間での大きな成果は望めないことです。
FXなどは上手くいけば短期間でかなり大きな利益を出すことができます。
ですがロボアドバイザーでの運用は長期的に資産を運用していく保守的な投資方法なので、短期間での大きな成果は望めません。
4つ目は元本割れのリスクがあるということです。
もちろんこれはロボアドバイザーだけに限らずどの投資を始めるにあたっても元本割れのリスクはあります。

まとめ

ロボアドバイザーの使用の有無は自分の判断次第です。
「ロボアドバイザーを使わずに少しでも無駄なお金を減らしたい」と考えている方はロボアドバイザーは使用せず、自分の力で運用すればいいですし、「ロボアドバイザーがあった方が安心する」と考えている方はロボアドバイザーを使用すれば良いかと思います。
「○○さんはロボアドバイザーを使ってないから私も使うのを辞めようかな?」「○○さんにロボアドバイザーを勧められたから使うようにしようかな?」などという人の意見に流される決め方をしてしまうとどちらにせよ無駄な出費を招きやすい結果となります。
ロボアドバイザーの使用の有無は自分の意見を尊重してください。

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