国内ロボアドバイザー主要2社【ウェルスナビ】と【theo】を徹底比較

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ウェルスナビとtheo 2つの会社の比較

会社の設立自体については、theoを運営する株式会社お金のデザインのほうが早く、2013年8月に設立しています。
AIの技術を用いた投資一任型のロボアドバイザーは、アメリカが始めたサービスでしたが、国内だとtheoが独自に開発して、初めてスタートしています。
一方のウェルスナビは、2015年4月から開始し、2017年の12月の時点には預り資産が400億円となり、投資ユーザー数では国内で1位のロボアドバイザーで、運営会社は、ウェルスナビ株式会社です。
国内のロボアドバイザーでは、ウェルスナビがtheoよりも預り資産やユーザー数で実績を残しています。
また、アプリの有無に関しては、ウェルスナビはApple StoreとGoogle Playのどちらにも対応していますが、theoはApple Storeのみ対応となっています。

ウェルスナビとtheo 最低投資金額で比較

ウェルスナビとtheoには、最低投資金額が違います。
ロボアドバイザーを始めるには、最低投資金額が各サービスによって異なりますが、ウェルスナビの場合は10万円で、theoの場合は1万円です。
ウェルスナビは、元々は最低投資金額が100万円から始まったサービスです。
しかし、100万円の投資額は若年層や投資初心者にとってはハードルが高く、100万円から30万円になり、さらに2017年11月には最低投資金額が10万円に引き下げられたようです。
また、ウェルスナビはSBI証券やANA、ソニー銀行と提携していて、SBI証券に登録しているユーザーなら最短でその日からサービスがスタートでき、既存のアカウントのままログインが可能となっているので、始められます。
しかしこちらの場合は全て、最低投資金額が30万円げ必要になります。
一方のtheoは、元々の最低投資金額は10万円でしたが、2017年8月24日にサービスを全面的に刷新し、1万円に引き下げになったようです。
狙いとしては、始めやすく続けやすい仕組みを作るとのことだそうです。
ロボアドバイザーで投資を始めたいけど、10万円だと難しいという方にとっては、ウェルスナビよりも1万円から始められるtheoのほうがおすすめのようです。

ウェルスナビとtheo 資産運用開始までと運用方針の比較

ロボアドバイザーを始めるにあたって、投資の前にその人に合わせたポートフォリオを決定するために、いくつかの項目で診断に回答します。
そして診断の回答内容で、その人に合わせた運用方針が決まり、入金したあとで投資がスタートとなります。
ウェルスナビの診断は6項目で、theoの診断は5項目です。
診断質問の1ではウェルスナビは現在の年齢を年代別で20代、30代、40代、50代、60代以上から答えますが、theoでは年齢を入力します。
診断質問の2では、ウェルスナビは年収について300万円未満、300万円から500未満、500万円から1000万円未満、1000円から2000万円未満、2000万円以上から選択し答えますが、theoは年収を入力します。
診断質問の3では、ウェルスナビは金融資産はおおよそいくらか聞かれ、500万円未満、500万円から1000万円未満、1000万円から3000万円未満、3000万円から3億円未満、3億円以上から選択し答えますが、theoでは毎月の貯金額を入力します。
診断質問の4ではウェルスナビは毎月の積立額を選ぶのですが、なし、1万円、3万円、5万円、10万円から選択して選び、theoでは現在の金融資産額を入力します。
診断質問の5では、ウェルスナビは資産運用の目的を聞かれ、余裕資金を着実に運用や、住宅購入のため短期的に運用や、退職金をしっかり運用や、子供のための長期的な資金づくりかを選択で選びますが、theoではそのうちの一部でいくらから始めたいのか入力します。
また診断質問の6では、ウェルスナビは株価が1ヶ月で20パーセント下落したらどうするかを、投資資産を全て売却する、投資資産の一部売却する、何もしない追加投資をするから選択し、theoには6項目めはないようです。
年齢や、年収、保有金資産の質問はウェルスナビもtheoも変わらないようです。
しかし、比較するとウェルスナビは、株価が1ヶ月で20パーセント下落したらどうするかという投資経験者に向けた質問があり、投資未経験者であれば20パーセントがどのくらいの変動なのか、どのようなシチュエーションなのかイメージがつかないです。
一方のtheoは、投資に関する質問は一切ないのが特徴です。
これは、theoが企業理念で貯金をするなら投資をということ考えているからのようです。
theoは、投資初心者を顧客ターゲットにし、運用方針を決定する診断で難しい質問を一切していないということが言えます。
診断結果では、ウェルスナビは5段階のリスク許容度の診断結果と、投資金額が先々いくらになるのかのシミュレーションが表示されます。
theoの場合は、定期預金とロボアドバイザーで運用した場合の将来の金融資産のシミュレーションが表示されます。
サービスを申し込む前の、資産ポートフォリオを決定する無料診断の内容を見ると、ウェルスナビは投資経験者向けで、theoは投資未経験向けにアプローチしているということが言えます。

ウェルスナビとtheo 買付ETFで比較

ETFは、例えば国内で言えば、日経平均株価や東証株価指数などの、特定の指数に連動して運用成果を目指す証券会社に上場している投資信託のことです。
ウェルスナビとtheoはどちらも買付ETFの対象は、海外ETFです。
しかし取り扱い銘柄数は、ウェルスナビは6銘柄から7銘柄で、theoは30銘柄から40銘柄です。
ウェルスナビの場合は、各資産クラスの代表的な銘柄へ買付を行います。
ウェルスナビでは、各資産クラスで明確な銘柄の投資対象基準を設けており、最良と考えられるETFを買付します。
ウェルスナビの買付ETFの選定基準は、パッシブ投資であることと、ETFの総資産額が大きいこと、流動性のあるETFであること、外国投資信託届出がされていること、取引や保有コストが低コストであることの5項目があります。
一方のtheoは、買付ETFは30銘柄から40銘柄がありますが、全て銘柄へ買付するのではなく、ユーザーに合わせて最適なポートフォリオを組みます。
ポートフォリオは231通りがあります。
また、theoの資産クラスは株式中心のグロース、債権中心のインカム、実物資産中心のインフレヘッジと主に3つあり、各資産クラスで各地域分散をして、経済状況に合わせて幅広く投資をします。
theoも買付ETFの選定基準を設けており、ETFの資産規模やETFの流動性、運用期間の長さで決定しています。
ウェルスナビは6銘柄から7銘柄、theoは30銘柄から40銘柄と、theoのほうが買付ETFの種類は豊富です。
また、ウェルスナビは各資産クラスで資産規模や流動性などから低コストメジャーなETFを買付している一方で、theoの場合は国際分散しなるべくリスクを減らすような戦略をとっているので、特に資産価格の変動に不慣れな投資初心者にも受け入れやすい運用を心がけているようです。

ウェルスナビとtheo 運用手数料で比較する

ロボアドバイザーでは運用手数料がかかります。
ウェルスナビとtheoのそれぞれの運用手数料を比較すると3000万円まで年率1パーセントで、3000万円を超える部分は年率0.5パーセントとどちらも基本は同じです。
手数料はシンプルで、預入資産の評価額に対して1パーセントの手数料がかかり、また、預入資産が3000万円を越えると0.5パーセントの割引手数料が適用されます。
入出金手数料やETF売買手数料、為替手数料、リバランス手数料などはかかることがなく、ウェルスナビとtheoが負担してくれます。
基本手数料はどちらも変わりませんが、ウェルスナビは50万円から200万円預入れ資産額があれば、6ヶ月ごとに0.01パーセントを手数料を割引、200万円以上なら6ヶ月ごとに0.02パーセント割引いてくれる長期割というサービスがあります。
ウェルスナビの長期割は、最大割引下限年率が0.9パーセントまで割引可能です。
50万円以上を長期で資産運用するのなら、ウェルスナビのほうが若干安くなるようです。

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