ロボアドバイザー【ウェルスナビ】で、資産が増えない?

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「ロボアドバイザー最大手なのに…」ウェルスナビで資産が増えない原因

「ウェルスナビで儲かってる」という自慢をネットでよく見かけます。
この自慢を見て、自分もウェルスナビで資産運用して資産を増やしたいとチャレンジした結果、「全然資産が増えない…」という結果になった人は少なくないのではないでしょうか。

実は、ウェルスナビで資産運用している人で儲かってる人と資産が増えない人の違いは“運用期間”という違いが一番大きな原因となっています。

どういうことかというと、ウェルスナビで資産運用していて資産が増えないという人はまだまだ運用期間が短いから資産が増えないと思ってしまうのです。

そもそも、ウェルスナビは一年や二年という短期間で資産を増やすような短期資産運用ではなく、十年や二十年といった長期スパンで資産を増やす運用スタイルとなっています。
このため、一年や二年といった短期間だけしか運用していないユーザーが「ウェルスナビは資産が増えない」と思ってしまうのです。

ウェルスナビの資産が増えないと勘違いする原因である、ロボアドバイザーならではの長期運用前提の投資システムについて

それでは、ウェルスナビの資産が増えないという勘違いの原因となっている長期スパンで運用することを前提とした投資システムについて詳しく解説しましょう。

ウェルスナビの投資システムは、世界最大の投資機関として有名な「ノルウェー政府年金基金(GPF-G)」と同じ投資システムとなっており、株式・債券・不動産・預金というように世界中に分散投資をしています。

この投資方法による利益は、過去10年以上のデータを見ると世界最大の投資機関であるノルウェー政府年金基金ですらも年に平均8.0%前後しか利益を得られていません。
100万円で資産運用したとしても、複利などを除外した単純計算で一年で約8万円しか増えないわけです。
このため、ウェルスナビで資産運用しても短期だと“資産が増えない”と思ってしまうのです。

しかも、この利益は過去10年以上のデータの“平均値”です。
運用年によっては、マイナス10.0%以上の損失を出している場合もあり、尚更、資産が増えないと思ってしまう原因となっています。

ウェルスナビのような長期運用を前提としている運用システムでは、一年や二年といった短いスパンでの資産の増減は気にしてはいけないのです。

ウェルスナビで資産が増えないどころか減ってしまう場合について

先程も少し触れましたが、世界最大の投資機関であるノルウェー政府年金基金ですらも損失を出す年があります。
そのノルウェー政府年金基金と同じ資産運用をしているウェルスナビでも、当然ながら資産が増えないどころか資産を減らしてしまう年もあります。

ウェルスナビで資産運用をスタートしたばかりの素人さんは「投資には損切りが重要」などという言葉を聞き齧っていることで慌ててウェルスナビでの運用を停止しようとすることも珍しくありません。

しかし、これはNGです。

「投資で負けたら損切りするんじゃないの?」と思う人もいるでしょうが、損切りの前提条件が違います。
損切りとは、デイトレードなどで短期間に売買する場合に相場のリターンを待つよりも、一時的に損をしても資金を回収して値動きが良い銘柄に投資しなおした方が利益が大きくなるから行う“短期投資”のための手法です。
ウェルスナビのような長期投資の場合には、損切りは不要です。

実際、ウェルスナビも2008年の「リーマンショック」や2015年の「チャイナショック」などの市場に悪影響を与える大事件が起こった時には運用実績で大きなマイナスとなっており、ウェルスナビで資産運用している人の中には元本割れしてしまった人もいるほどですが、ウェルスナビで資産運用に成功して資産を増やしている人はウェルスナビでの資産運用を停止していません。

過去10年、ウェルスナビで15万ドルの資産運用をしている場合の想定をして説明しましょう。

2008年に15万ドルの資産をウェルスナビで運用スタートした場合、リーマンショックによって資産が10万ドルにまで減少してしまいます。
しかし、ウェルスナビで運用を続け、市場がリーマンショックの悪影響から脱すると堅実に利益を積み重ね続け、2015年のチャイナショックまで順調に資産を増やします。
チャイナショックによってリーマンショックほどではないものの資産が減りますが、市場回復後に再び順調に資産を増やして2018年には運用資産が24万ドル以上にまで増える結果となります。

リーマンショックやチャイナショックといった市場に悪影響を与える大事件を含んだ10年間にもかかわらず、ウェルスナビは約2.5倍にまで資産を増やしてくれる結果になっているのです。

リーマンショックは100年に1度と言われるほどの大事件です。
つまり、ウェルスナビで短期的に資産が増えなかったり減少したりすることもありますが、長期的には資産が大きく増えるので、資産が増えないどころか減少したとしてもそれは一年や二年の短期的なものだと考えて、ウェルスナビを信じて運用を続けるのがおすすめとなります。

ウェルスナビの資産が増えないからとリスク許容度を変更するのはNG

投資について少し知識がある人は、ウェルスナビでの運用で資産が増えないからリスク許容度をより高いレベルに変更しようとする人がいます。
しかし、これはNGな対処方法です。

ウェルスナビには、レベル1~5までのリスク許容度があり、数字が大きくなるほどハイリスクハイリターンな資産運用方法となります。

これらのリスク許容度は、ポートフォリオの内訳、つまり資産運用のために購入する金融資産の組み合わせで成り立っています。
しかし、ウェルスナビの資産がなかなか増えないからと簡単にリスク許容度を変更するのは悪い結果になる可能性が高いのでおすすめできません。

というのも、ウェルスナビのような長期投資は“ドルコスト平均法”という手法が投資の基本的な考え方となります。
これは、同じ銘柄をレートが安い時に追加で沢山購入することによって1銘柄あたりの購入価格を引き下げて利益を得やすくする方法です。
しかしながら、リスク許容度を変更してポートフォリオを組み替えると保有する銘柄も変わってしまってドルコスト平均法の効果が薄まってしまい、資産が増えないどころか資産が減少してしまう可能性が高くなるのです。

資産が増えない時はウェルスナビに追加投資や積み立て金増額

ウェルスナビでなかなか資産が増えないけれど、できるだけ早く資産を増やしたいという人もいるでしょう。
そんな少しでも早くウェルスナビで資産を増やしたい人におすすめな方法があります。

それは、追加投資や毎月の積み立て金増額。

非常に単純ですが、この方法こそが一番効果的で王道な方法となります。
というのも、運用資産が増えれば増えるほど利益も増えることになり、ドルコスト平均法によって一銘柄あたりの購入単価が更に引き下がってより利益が増えるからです。

なお、市場の下落時には運用資産を徐々に増やす積み立て金増額よりも、資産運用に一度に与える影響が大きい追加投資が特に効果的です。
ただし、追加投資には注意が必要です。
時々、市場の下落がチャンスだと思って余剰資金以上の金額を追加投資して後で生活費が足りなくなって困ってしまう人がいるからです。
追加投資する場合は、必ず“余剰資金”だけを投資するようにしましょう。


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