ウェルスナビforソニー銀行について
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ウェルスナビforソニー銀行とは
ロボアドバイザーの草分け、ウェルスナビは様々な事業者に自社のロボアドバイザーを提供しています。
その一つがソニー銀行です。
最初にソニー銀行について紹介していきます。
ソニー銀行は電気製品の製造販売を行うエレクトロニクス企業であるソニーの保険会社や金融機関を統括しているソニーフィナンシャルホールディングスの銀行部門です。
当初ソニー自体に金融のノウハウがなかったため日本の三大メガバンクの一つである三井住友銀行の出資やノウハウの提供を受けて2001年に発足しました。
このようにノウハウがないものに関しては外部から取り入れるという姿勢があり、ロボアドバイザーのノウハウが(エレクトロニクス企業であっても)十分でなかったためにウェルスナビと協業している可能性があります。
インターネット専業銀行では最初に住宅ローンの取扱を開始するなど先見的な動きを見せることも多く、従来の銀行が取り扱っていなかったロボアドバイザーの資産運用に関してもメガバンクや地方銀行などいわゆる銀行協会に加盟する銀行よりもいち早くサービス提供を開始している銀行と言えます。
また、この銀行の特徴としてネット銀行らしく実店舗を持たず(形式上な店舗は本店営業部として存在)に全てネットで完結することからフィンテックとの親和性も高く、そういった意味でウェルスナビとの協業も非常にスムーズに実現しています。
そして誕生したのが今回紹介するウェルスナビforソニー銀行という商品なのです。
ウェルスナビforソニー銀行の特徴は?
ウェルスナビforソニー銀行以外にもウェルスナビは多くの金融機関や企業と協業を行っています。
その企業は新興の金融グループとしてソフトバンクグループからスピンオフしたSBIホールディングスが運営するSBI証券と三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同で出資する住信SBIネット銀行、小売り大手のイオングループが運営するイオン銀行、地方銀行最大手の横浜銀行、そして金融機関以外にも日本の大手エアラインである全日空と日本航空が挙げられます。
これらも含めてウェルスナビforソニー銀行はどのような特徴があるのかと言うと、優遇プログラム Club S (クラブエス)に加入できるということです。
これはウェルスナビforソニー銀行のサービスを開始するにあたり、ソニー銀行の口座を開設する必要があるのですが、通常の口座開設の扱いではなく、優遇を受けられる優遇プログラム Club Sへ加入できると言うメリットがあるのです。
この優遇プログラム Club Sとは、Sony Bank WALLET のキャッシュバック率が最大で4倍になるという点や外貨の為替コストの割引、振込手数料無料(回数制限あり)、外貨定期預金金利の上乗せなどが利用金額によって変化するというプログラムになります。
つまり、ウェルスナビforソニー銀行を長期利用するとこの優遇プログラム Club Sのステージが上がり、ソニー銀行の優遇がどんどん良くなるという特徴があるのです。
ウェルスナビforソニー銀行のメリットやデメリット
先ほどお話ししたウェルスナビが提供する金融機関や企業に対して、ウェルスナビforソニー銀行のメリットやデメリットを紹介します。
メリットは、先ほどお話しした優遇プログラム Club Sに加入できる点やソニー銀行の口座を持っている場合の親和性が高い点です。
優遇プログラム Club Sですが、振り込みの金額が非常に高額になっていくのでステージが上がりやすいということです。
確かに優遇が外貨関連のものが多いですが、特筆すべきはSony Bank WALLETのキャッシュバック率が上がるという点が挙げられます。
このSony Bank WALLETですが、これはソニー銀行のVisaデビット付きキャッシュカードのことです。
クレジットカードのように利用でき、すぐにソニー銀行から引き落としがされるというデビットカードに利用ごとにポイントが付与されますが、契約期間や金額が大きく長くなるほど、その還元率が上がる仕組みとなっています。
これはウェルスナビforソニー銀行の大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
またソニー銀行に口座を持っていると預金も含めた資産運用の様子が手に取るように分かるというメリットもあります。
デメリットはマイルが貯まらない点、下限金額が高く敷居もやや高いという点が挙げられます。
ウェルスナビforソニー銀行以外にウェルスナビは全日空や日本航空にもロボアドバイザーを提供しています。
これらは投資金額に応じてそれぞれのマイルが発行される仕組みとなっています。
しかし、ウェルスナビforソニー銀行はそういった特典がありません。
また、開始金額が高いのもデメリットです。
多くのウェルスナビで下限金額、開始金額が10万円から(ウェルスナビ本体、イオン銀行、横浜銀行、日本航空など)であるのに対し、ウェルスナビforソニー銀行は30万円からとなっています。
これはどうしても敷居の高さを感じさせてしまうデメリットと言えます。
確かにより目に分かる運用益を知るには最低金額10万円ではやや物足りません。
しかし、30万円からと言うと、人によっては大きな出費と感じる場合が少なくないのです。
そういった意味でデメリットと言えます。
ウェルスナビとウェルスナビforソニー銀行の違いを紹介!
次にウェルスナビの本体と、ウェルスナビのロボアドバイザーの提供を受けているウェルスナビforソニー銀行との違いをお話しします。
大きな特徴の違いとして、最低金額、長期割引制度の有無、キャンペーンの多さと言ったものがあります。
最低金額は先ほどもお話しした通り、ウェルスナビ本体が10万円からであるのに対し、ウェルスナビforソニー銀行は30万円からです。
これは敷居の高さを考えると大きな差です。
長期割引もウェルスナビ本体にしかありません。
これはウェルスナビ本体と契約すると50万円以上預けた場合、最大で0.90%に手数料を下げるサービスです。
つまり、ウェルスナビforソニー銀行は一定の手数料を支払い続ける形になります。
そういった意味で、長い目で見ればウェルスナビ本体と契約する方がお得です。
しかし、数年程度である場合が30万円程度の運用をもともと持っているソニー銀行の口座で行うという場合は、むしろウェルスナビforソニー銀行の方が相性がいいのではないでしょうか。
この2点が大きな違いとなっていますが、運用を行うロボットが異なることや運用成績が全く違うということはないため、そういった点ではどちらを利用しても同じになります。
ウェルスナビforソニー銀行がおすすめのユーザーとは?
ウェルスナビforソニー銀行がおすすめなユーザーは端的に言うとソニー銀行に口座を持っている方やデビットカードを良く利用する方です。
ソニー銀行に口座を持っていればウェルスナビforソニー銀行を始めるのはすぐにできますし、デビットカードをソニー銀行のSony Bank WALLETに切り替えて運用をウェルスナビforソニー銀行にすれば、運用するごとにグレードが上がり還元率も上がっていきます。
こういったユーザーにオススメですが、それ以外の方であってもウェルスナビ本体と運用が同じなので検討してみても良いのではないでしょう。
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