ロボアドバイザー大手【ウェルスナビ】とsbi

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ロボアドバイザー【ウェルスナビ】とsbiホールディングスの関係とは?

ウェルスナビは銀行や証券会社はもちろんのこと、航空会社や鉄道会社などの交通機関などを運営する異業種企業にもロボアドバイザーを提供しています。
そんなウェルスナビですが、SBIホールディングスにもロボアドバイザーの提供を行い、深い関係にあります。
このSBIホールディングスについてお話をすると、もともと通信大手のソフトバンクが設立した金融部門からスタートしている金融グループで、徐々にその規模を拡大し2006年にソフトバンクグループから完全に独立した新興の金融グループです。
そんなSBIホールディングスですが、ウェルスナビはこのSBIホールディングスとその関連会社のSBIインベストメント(SBIグループの投資会社)を第三者割当増資の引受先として資金調達を行っています。
この第三者割当増資とは金融機関などが資金調達をしたい企業が発行した株式を様々な個人や組織に販売し、資金を集める資金調達方法で、この場合SBIホールディングスなどがウェルスナビが発行する株式を買った形になります。
これは通常、取引先、取引金融機関、自社の役職員などの親密で非常に関係の深い組織や個人に対して行うことが多い資金調達法で、SBIホールディングスはウェルスナビの親密な資金調達先としての関係があるのです。
企業にとって資金調達は非常に重要ですから、ウェルスナビにとってこのSBIホールディングスはとても重要な存在であると言えます。

ロボアドバイザー【ウェルスナビ】はsbiグループの関連会社にサービスを提供

ウェルスナビは資金調達先としても非常に重要な存在であるSBIグループやその関連会社に対して自社のロボアドバイザーを提供しているという関係でもあります。
その企業は、住信SBIネット銀行とSBI証券です。
住信SBIネット銀行は三井住友信託銀行(旧財閥系の銀行ですが、三井住友銀行とは別の金融グループで国内第5位の規模です)とSBIホールディングスが共同で出資するネットの専業の銀行でSBIホールディングスと行動を共にしている金融機関でもあります。
SBI証券はSBIホールディングスの完全子会社で、オンライン証券を主な業務とする証券会社です。
この二つの企業は非常に密接な関係にあり、様々なサービスで連携を図っています。
その一環としてウェルスナビのロボアドバイザーの提供を共に受けているという見方も出来ます。
多くの企業がソニーグループがソニー銀行一社のみでウェルスナビを扱っているようにグループ内で1社と言う形をとっているのに対して、SBIは合弁企業と言う位置づけではありますが、自社と関係の深い住信SBIネット銀行とSBI証券の2社でウェルスナビの取り扱いを行っています。
これはかなり異例なことです。
このようにウェルスナビとSBIホールディングスは資金的な関係以外にもロボアドバイザーの提供元と提供先と言う関係もあります。
もちろん、出資をしている関係でウェルスナビを利用しているという形でもありますが、きちんと結果を出しており、2社が展開を行っている「WealthNavi for SBI証券」、「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」はサービス開始からわずか4ヵ月余りで合計残高100億円を達成するなど形上提供を受けているというわけではなく、きちんと運営を行い実績を上げています。
次の項目ではこれらのロボアドバイザーの特徴についてお話ししていきます。

ウェルスナビが提供するsbi証券のロボアドバイザーは?

SBI証券に提供するウェルスナビのロボアドバイザーは「Wealthnavi for SBI証券」という名称でサービスを行っています。
このWealthnavi for SBI証券の特徴は、GAIAコンサルティングサービスとSBI証券の各サービスの利用ができるという点です。
運用成績に関してはウェルスナビをそのまま利用しているので、SBI証券のものが勝っている、あるいはウェルスナビ本体が勝っているということはありません。
しかし、SBI証券のサービスが受けられるという点に違いがあり、それが特徴となっています。
まずGAIAコンサルティングサービスは、独立系ファイナンシャルプランナー会社・ガイアが対面でのコンサルティングサービスを行ってくれるというものです。
この企業は様々な資産形成のセミナー等で定評のある会社で、SBI証券のウェルスナビ利用者はそのセミナーを受講でき、更に専門家と直接将来の資産形成において相談できると言う特典がついています。
各サービスについてはSBI証券のログイン画面でウェルスナビの状況が確認できると言うものなど細かなサービスが付帯しているというものになります。
こういった特徴もありますが、新規登録者に限って言えば現金プレゼントなどの各種キャンペーンなどをウェルスナビ本体よりも積極的に行っている特徴があり、この点に注目して契約を検討するという考えもあります。

ウェルスナビが住信sbiネット銀行に提供するロボアドバイザーは?

ウェルスナビはもう一つ住信ネット銀行にもロボアドバイザーを提供し、「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」という名称でサービスを行っています。
この住信SBIネット銀行へ提供されているウェルスナビの特徴は、住信SBIネット銀行の各種サービスが優遇されるという点です。
前提として住信SBIネット銀行に口座を持っている必要があるのですが、具体的にはATMの無料利用回数が1月最大15回に増えるサービスや円建ての定期預金(年利率0.020%)や格安の住宅ローン(年率0.447%)が利用できる特典、デビット機能(クレジットカードのように利用できて即日口座から引き落としが行える機能)がついたキャッシュカードの利用、そしてポイントが貯まるというものです。
ポイントはスマートプログラムというプログラムで加算されるスマプロポイントのことで、500ポイント以上から1ポイント1円相当で現金に交換できる、住信SBIネット銀行が発行するポイントです。
また、100ポイント=40マイル相当のJALマイルにも交換できるというものでメリットも大きいポイントになります。
このポイントは定期的に行われるキャンペーンで付与されることがあり、例えば100万円預けたら1,000ポイントがプレゼントされると言ったものです。
最初にお話しした通り、住信SBIネット銀行に口座をもっていることが前提ですが、様々な特典が得られるというのが特徴と言えます。

ウェルスナビとsbiグループはフィンテックの寵児か?

フィンテックは従来の金融とITなどの革新的な技術が融合した新しい金融の形と言われています。
ウェルスナビは銀行の一サービスと言う発展ではなく、全く新しい形で誕生したまさにフィンテックを具現化した企業です。
そんなウェルスナビに対して資金調達を助け、自身もウェルスナビのロボアドバイザーの提供を受けているのがSBIグループ(関連会社を含む)と言えます。
このようにこの二つの企業は共に発展を目指して企業活動を行っていくことで日本のフィンテックの寵児となり得る存在と言えるのではないでしょうか。
ただ、現状としてはウェルスナビの創業以来の赤字経営を様々な金融機関が支えているという状態であり、一刻も早いウェルスナビの黒字化経営が望まれています。


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