ロボアドバイザーと株
Contents
ここいらで株でも始めるかと思った時にロボアドバイザーの利用も
近頃では株主優待などの目当てもあり、少額で株を購入して楽しむ人も増えました。
昔は株イコール投資、お金を増やすためとだけ考えられていたのと、ちょっと雰囲気も変わってきました。
勿論どんな少額の投資でも、株価が下がるよりも上がってくれたほうがいいですし、優待目当てで購入した株も、その会社の株価が上がれば安泰です。
そういった意味でもやはり、株の行方はどんな少額でも見張っておくというのが普通ですね。
勿論大きな金額を投資して、株の配当金で暮らすという人もいます。不労所得でうらやましいことですが、ある意味これも不安定な収入なのは言うまでもありません。
株が暴落すれば、一気に財産もなくなりますので、素人から見ると羨ましい反面怖いだろうな、と思ってしまうものです。
でも近年の状況では、素人が株に気楽に手を出せるようになってきました。NISAなどの登場によって、少額だけ購入して優待を楽しむ人も増えたのですね。
それで慣れてきたら少しは売買して、ちょっとお金を増やしてみたいとかも考えられるような世の中になってきました。
実際近年まで、株と言えば専門にやっている人以外手を出さない、というような空気が何となくありましたね。
素人が下手に手を出すと、火傷するというような空気です。例えばバブルの時期にどっと、素人が株に手を出して大儲け、ということがありました。
しかしバブルがはじけた時に、それこそ大火傷した人は決して少なくないでしょう。
素人でも株をやれるんだ、儲けることもできるんだと思った矢先のバブル崩壊、ここでまた素人は手を出しにくい雰囲気になってしまいました。
でもやはり、株の魅力というものは見逃せません。少額でもちょっとだけ、優待も期待して投資してみたい、という人は多いですね。
でもいったいどこからどうやってどの株を、と考えると頭が混乱してしまいます。
そんな時に役立ってくれるのが、ロボアドバイザーなのですね。
ロボアドバイザーの利用は投資信託が多いけど株の初心者にも
ロボアドバイザーの利用は、ほとんどの場合投資信託でという人が多いです。
投資信託の場合、面倒な売り買いを自動でやってくれる、タイミングを見て取引してくれるロボアドバイザーは大変に便利です。
なので投資信託での利用というイメージが大きいですね。
しかし株自体の初心者の場合、投資信託も普通の株も違いがよくわからなかったりもします。
投資信託だって株取引だよね、普通の株の売買とどう違うの、とか疑問は尽きません。
投資信託の場合、多くの投資者を集めてその資金で株や債券をプロが投資して運用してくれるシステムです。
利用者はお金を出して、後はプロに任せることができるので、普通の株よりも面倒がありません。
普通に株を取引するとなると、どこかの会社の株を購入して、高くなったら売って安い時に購入という、そんな手間もかかります。
しかし投資信託ならそういった手間もなしに、投資のプロに運用を任せることができるのです。
ロボアドバイザーを利用した投資信託の場合、普通の投資信託よりも少額で開始できるのが強みです。
なので、投資信託を初心者が始めるなら、ロボアドバイザーがおすすめ、ということになるのですね。
でも株自体、投資自体の初心者にも、実は最初にこのロボアドバイザー利用で、どういった投資が向いているかをアドバイスしてくれるのです。
ロボアドバイザーは株の世界の初心者に最初のアドバイスをくれる
ロボアドバイザーの用意のある証券会社は、年々増加しています。それだけ利用者も多いのですね。
利用者が増えれば勿論、その会社をそのまま利用する人も増えますので、ロボアドバイザーを導入している会社が増えるのも当然です。
しかし最初はこのロボアドバイザー、いったい何をしてくれるのでしょうか。
まずやってくれるのは、どんな投資がその人に向いているのか、というアドバイスです。
ロボアドバイザーを導入している会社のサイトに行くと、ロボアドバイザーの利用ができます。
ここで、ちょっとした質問に答えていくと、その人に最も合っている投資方法をアドバイスしてくれるのです。
これがロボアドバイザーとの、ファーストコンタクトになるわけです。
質問と言っても、その人の大体の人となりを確認して、そこから最もその人に合った投資方法を教えてくれるので、難しい問題を投げかけてくるわけではありません。
これはその会社によって違う質問ですが、多くは年齢とか投資経験、それにリスクに対する考え方を聞かれることが多いですね。
ハイリスクハイリターンでも構わないのか、それともできるだけリスクは抑えた投資にしてほしいのか、などです。
これを入力すれば、当人に合った投資方法を勧めてくるわけです。
人間の判断と違って、感情の入らないロボットの判断ですので、統計だけで勧めてきますのである意味安心です。
人間の相談員だとどうしても、感情が入る分判断の正確さには欠けますね。
ここで入力した当人がどういった投資に向いているのかを、判断してくれるのです。
ロボアドバイザーの株初心者用の初期使用法
ロボットの判断による結果は、どこそこの株をという答えは出ません。
こういった投資方法が向いてるよ、という答えが出てきます。
例えば、リスクの許容度がこの程度なので、資産配分イメージは国内株式15%で先進国株式20%などなどです。
そしてそこから向いているファンドなどを紹介してくれます。
口座がなくてもこの最初の判断をしてくれるロボアドバイザーを提供してくれる会社もありますので、利用してみるとおもしろい結果がでます。
勿論その投資方法のアドバイスに従って、提示された投資信託を使用するのもいいですが、資産配分イメージから自分で判断すいるのもいいですね。
例えば、国内株を購入しようと思ってるけどでも自分に合っているかな、と思った時に利用すると資産配分イメージのパーセンテージで見ることができます。
投資信託のお任せだけでなく、こういった使い方もロボアドバイザーはできるのです。
自分で考えているよりも保守的、もしくは攻撃的な自分の発見があるかもしれません。株開始の前に1回試してみるのがおすすめですね。
株よりも投資信託向けであることは確実なロボアドバイザー
さて運用となった場合、ロボアドバイザーの出番は今度はいかに最適な運用ができるかの提示になります。
こうなるとやはり、向いているのは投資信託ですね。投資信託の品も向き不向きのアドバイスから投資一任まで幅広く活躍してくれます。
1社の株の取引に使うのではなく、投資信託での利用がロボアドバイザーが最も活躍できる舞台なのです。
もし最初のロボアドバイザーの診断で、これならお任せ投資信託と思う人はそのまま口座開設して運用開始できます。
しかし、国内株が自分に結構向いていることはわかったので、では国内株を各社購入していこうという場合は、個人での運用がおすすめになります。
実は投資信託の場合、いくつかの会社の株を購入して自力で運用するよりも、リスクが低いのがメリットなのです。
多くの投資者のお金をまとめて運用しているのですから、勿論いくつもの会社や国債を利用しての運用になります。
なのであの会社が破産、株がただの紙切れにという極端な悲劇は、投資信託の場合少ないのですね。
そういった意味では実は、株よりも投資信託のほうが初心者の投資にはお勧めなのです。
しかしこれまでは、システムのややこしさとかどの投資信託を選べばいいのかなど、手が出しづらかったのですね。
しかし今ではロボアドバイザーが、おすすめの投資信託から運用まで面倒を見てくれます。
株だけに縛られずに、ロボアドバイザーを利用した投資信託も、一考してみるのはどうでしょう。
デメリットとしては、株主優待が手に入らない、と言うあたりですね。
ロボアドバイザー・ラボとは|About the Author
-
ロボアドバイザー情報専門メディア、ロボアドバイザー・ラボ。
ロボアドバイザーに関する専門情報をお届けします。
【メディア掲載】(※一部。順不同。)
・財経新聞
・朝日新聞デジタル
・SANSPO.COM
・SankeiBiz
・Mapionニュース
・楽天Infoseekニュース
・エキサイトニュース
・BIGLOBEニュース
・@nifty ビジネス
最新の投稿
- 2021.03.05ロボアドバイザー全般投資一任型ロボアドバイザー&助言型ロボアドバイザー、それぞれのメリット&デメリットを一覧で解説
- 2021.03.01ロボアドバイザー全般【ロボアドバイザーと積立NISA】それぞれのメリット&デメリット、向き・不向きを徹底解説
- 2020.09.26ロボアドバイザー全般融資型クラウドファンディングでの注意点
- 2020.04.21ロボアドバイザー全般ロボアドバイザーと確定申告