ロボアドバイザーは儲からない?

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ロボアドバイザーは儲からない?その真実とは

検索するとロボアドバイザーは儲からないという意見を目にすることがあります。しかし、本当に儲からないのでしょうか。だとしたらアメリカで何兆円もの金融資産を管理するには至っていないはずです。それでも儲からないという意見があるということは儲かっていない人が実際にいることが考えられます。しかし、なぜ儲からないのか、逆になぜ儲からないのに多くの人が多額の金融資産を預けるのかという疑問が出てきます。その疑問に対してロボアドバイザーが儲からないと言われる理由をお話し、儲かるのか儲からないのかという結論を最後にお話しします。これを読めばロボアドバイザーが儲かるのかどうかを知ることができます。
最初にロボアドバイザーの収益を上げ方についてお話しします。ロボアドバイザーは会社にもよりますが、預かったお金を株や債券、時に外貨や資源などへ投資します。この配分はロボアドバイザーが自分で行ったり、利用している人にアドバイスをします。そして、例えば株が暴落しそうになった時、代わりに債権を買ったり、逆に株の価格が上がりそうになった時、債権を売って株を買うと言った行動を行います。このようにして状況に応じて資産の配分を変えていきます。ロボアドバイザーが登場する前まではこれらの資産の運用は本人が考えて行ったり、信託銀行などの専門家が行う等かなり敷居の高いものでした。このようにうまく資産を動かすことでその差による利益を出し、資産を増やしていくというのがロボアドバイザーの収益の上げ方、つまり儲け方です。この儲け方は儲かるのでしょうか。次の項目から一つずつお話しを行っていきます。

ロボアドバイザーは短期的には儲からない

端的に言うとロボアドバイザーは短いスパンで見た場合儲かりません。なぜならロボアドバイザーは人間の投資家のように短いスパンで大きな利益を上げるのは不向きだからです。確かに設定をしたり、各企業のロボアドバイザーの商品によってはある程度短期的に収益を上げることができます。しかし、商品として提供されているロボアドバイザー自体は人間のようにハイリスク・ハイリターンを狙ったアルゴリズム(投資の仕組み)となっていないことが多く、1年や2年で見た場合預けた資産を2倍にも3倍にもすることはできません。人によってはリスクを取って2倍にも3倍にも資産を増やしてしまう人がいます。そういった人から見ればロボアドバイザーは儲からないと言われても仕方がありません。
しかし見方を変えると預かっている資産は将来の貯えとなる資産です。そんな資産を一瞬にしてゼロにしてしまうようなリスクのある投資を行うことができるでしょうか。そういった意味でロボアドバイザーはあくまでリスクを避けるように資産を配分し、なおかつそこから資産を増やすという守りの資産運用、つまり守りの儲け方をするので、短期的に見た場合でも年間数%から10%程度の収益となっています。この数字は短期的に一山当てようと考えている方から見ればいかに儲からない数字でしょうか。そのため短期的に見た場合ほとんど儲からないと言われることがあるのです。

ロボアドバイザーが儲からないその理由

ロボアドバイザーは短期的に見ると儲かりませんが、それ以外にも儲からないと言われる理由があります。それは手数料や元本割れのリスク、為替相場の影響を受けることがあるということです。
手数料は本場アメリカでは無料で行うことができるものも少なくありませんが、日本では残念ながら資産を委託して運用した場合手数料が発生します。その手数料は利益の数%や全体資産の1%程度と一見少ないように見えますが、金額に換算するとかなりの金額になる場合もあります。さらに資産を管理する料金などを別に取られることがあるのでその金額は更に高くなります。これは時にアメリカでロボアドバイザーを行う場合の数倍になることがあります。これはアメリカに比べて顧客が少ないため、企業として収益を上げるにはどうしても手数料を高くせざるを得ないということなどが挙げられます。そういった理由で自分で投資するよりも手数料が発生する分儲からないと言われることがあります。
また元本割れのリスクがあるということです。これはどんな金融商品でもありうることなのですが、当然ロボアドバイザーであっても例外ではありません。投資を行えば必ず利益と損益は表裏一体だからです。そのため、ごく短期的に見た場合金融資産が減っており、それが儲からないと見なされることがあるのです。
為替相場の影響があるのも儲からない理由です。ロボアドバイザーはあらゆる金融商品を買います。当然海外の株や債券も購入していきます。しかし、いざ日本円に戻そうとした際1ドルが120円程度で推移していればいいかもしれませんが、1ドル50円になったとしたら、どんなに海外の株で収益を上げていたとしても利益どころか損益が出てしまうことがあります。
短期的に見た場合やこれらの理由が特に気になる場合にロボアドバイザーは儲からないと言う方がいるのです。

ロボアドバイザーは儲からないと言いきれない

これだけネガティブな理由があればロボアドバイザーは儲からないと思いがちですが、必ずしもそうではないと言えます。なぜなら、儲からない理由に対して儲かる理由もあるからです。
まず、長期的に見ると複利によって大きな利益が上げられる可能性があるからです。例え年間3%の運用益だったとしてもそれが何年も続けば、次の年は103%になった資産が更に3%増えることで最初に投資した金額の106%になります。翌年は109%で、開始から10年後には134%です。当然この間もどんどん現金を入れていきますからもっと速いスピードで資産は増えていきます。
手数料に関してもロボアドバイザーの人気が出つつある昨今、どんどん競争が増えているのは確かです。そうなって行けば手数料も自然と安くなっていきます。現に一部の証券会社のロボアドバイザーは手数料が1%を切るものも出てきました。
元本割れのリスクについても長期運用を行えばそのリスクは薄まり、軽減することができます。これはロボアドバイザーが長期運用を得意としているため、より確実に軽減することができるのです。
為替相場の影響を受けるということも同様に外貨で継続して積み立て投資を行い、日本円の相場が変わってきた時に日本円に戻せば収益を一気に上げることができます。
このように儲からない理由と思われがちなポイントもロボアドバイザーの長期的な運用や人気の上昇を考えると十分儲かる理由になると言えるのです。

ロボアドバイザーは結局儲からない?儲かる?

このように儲からない理由、儲かる理由をお話ししてきましたが、結局儲かるのでしょうか。答えは短期的に見ると儲からない、長期的に見ると儲かるということです。確かに1年のスパンで見ると仮想通貨の投資やFXの投資など様々な投機にも似た投資を行えば時に数十倍の収益を上げることができます。それを見れば年間数%の運用益のロボアドバイザーは全く話にならないと言えます。しかし、リターンの大きい投資は逆に全てを失うというリスクもあります。そういった点ではロボアドバイザーはよほどのことがない限り、そういったことがありませんし、なったとしても別の金融商品に乗り換えるなど未然に最小限のダメージで済ませるように働きます。このようにして何年も資産を預けておけばいずれは2倍にも3倍にもなって戻ってくるというのがロボアドバイザーです。もし、短期的に儲けたいならリスク覚悟の投資を行えばいいですし、お金を育てるつもりで着実にお金を増やしたいのであればロボアドバイザーは儲かります。

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