ロボアドバイザーとリバランス

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ロボアドバイザーのリバランスの意味

株や投資信託などの投資を行う場合に、様々な商品を組み合わせて購入する場合があります。
そのメリットとして挙げられるのが、分散投資によるリスク回避です。
一つの商品や銘柄に集中して投資をすると、その一つが暴落などのダメージを受けた場合に、投資資産の多くを損失することになります。
しかし分散投資をしていれば、特定の商品で損失が発生しても、別の商品で損失の穴埋めができる可能性があります。
株式で損失を出しても、債権が逆の値動きをすれば、株式と債券を両方所持している人はダメージを減らすことができます。
もちろん両方同時に損失する可能性もありますが、少なくとも一つに集中して持つよりは分散することによりリスクは軽減されます。
また、様々な商品を持つことで損失の幅もそれぞれに違いがあるため、総額で損失額を減らすことも可能です。
商品の幅を広げれば、さらにリスク回避が期待できます。
効果的な投資によって、長期的な運用成績の向上も見込めます。
このように自分の投資資産の組み合わせであるポートフォリオを適切にする作業が「リバランス」です。
投資目的に合ったポートフォリオを継続することで安定した投資が可能になります。
しかし、ポートフォリオは長期投資によって少しずつ変化していく場合があります。
最初は最適なポートフォリオを実現していても、期間が長くなるにつれて投資の種類で価格にばらつきが生まれ、保有比率にずれが生じます。
その都度修正する必要がありますが、ロボアドバイザーのリバランス機能を利用すれば、自動で崩れたポートフォリオを最適なものに修正してくれます。
投資をした人が自分でリバランス修正を行う必要がないため、非常に便利な機能です。

ロボアドバイザーのリバランスでリスク回避ができる

ロボアドバイザーのリバランス機能を使うメリットは、放置した状態で投資のリスク回避ができる点です。
投資を開始した当初は最適なポートフォリオであったものが、長期的な投資の中で株式と債券の割合に変化が生じるなど、気が付かない間にリスクが大きくなっていることがあります。
株式と債券の割合を適切に保てば、株式が下落しても債権で埋め合わせすることも可能になるため、乱れたポートフォリオはリスク回避にとって重要です。
この場合であれば、債権の割合を増やし、当初の最適なポートフォリオに戻す必要があります。
長期投資において重要なのは、未来まで見据えたリスク管理です。
一時的に利益を上げていても、リスクの大きいポートフォリオでは、急激な価格変動があった際にダイレクトなダメージを受ける可能性があります。
状況によっては、それまで積み重ねていた利益を大きく損ねることも考えられます。
リスク管理を徹底していれば、このような危険性をあらかじめ避けることができるため、投資を行う際には適切なポートフォリオを常に保つことが極めて重要です。
ロボアドバイザーは、ポートフォリオにおいて修正の必要が生じた場合にリバランスを適切に行います。
投資目標に沿った形で、リスクを回避しながら長期運用をすることが可能になります。

ロボアドバイザーのリバランスで手間を省くことができる

長期投資においては、短期売買のように常に相場の状況をチェックする必要はありません。
長い期間を継続して投資することで、最終的にプラスにしていく投資方法だからです。
特に積立方式を利用し、一定の金額を決まった日に継続して購入し続ける方法の場合は、その日の値動きに関係なく自動的に購入が実施されます。
ドルコスト平均法と呼ばれる手法により、積立によって自然に購入価格のバランスが取れていきます。
しかしその場合でも、リバランス自体は意識する必要があります。
保有している商品の種類のそれぞれの割合をチェックし、ずれを修正する作業が安定投資のためには必要です。
ロボアドバイザーの自動リバランスを利用すれば、大幅にこのような投資の手間を省くことが可能です。
ポートフォリオを自分で適切に戻す作業は、特に初心者にとっては面倒であり、修正作業にかける時間が必要です。
例えば、「外国株式」「国内株式」「外国債券」「国内債券」をバランスよく保有していても、長期投資や積立投資を行う中で、株式の価格が上がって比重が大きくなるケースがあります。
その際には、将来的なリスクを考えて、株式の一部を売却し債権を購入するなど、自分でバランスを取ることが必要です。
しかし個人で行う場合は、損失が出た後に慌ててリバランスの修正作業を行うなど、投資にかける時間のない人にとっては対応が後手に回ることもあります。
実際の修正作業においても、自分で最適な割合に戻す計算が必要であり、証券会社に発注をする必要もあります。
状況に応じてリバランスのルールを見直すのであれば、そのルール作りも行わなければなりません。
このような全ての作業をロボアドバイザーが行うため、投資として重要なリバランスに関して手間をかけずに実行できる点がメリットです。

ロボアドバイザーのリバランスで運用成績の向上が期待できる

ロボアドバイザーを利用してリバランスを適切に行えば、リスク回避のみならず、積極的な運用成績の向上も期待できます。
株価の上昇が期待される際に株式を多く保有していることは、当然利益が大きくなります。
但し、何かの出来事で大きく暴落するようなことがあれば、逆に大きな損失になる可能性も含んでいます。
大きな利益を出していたと思っていたものが、一つのきっかけで利益を目減りさせることになれば、運用成績が大幅に悪化します。
リバランスを適切に行うことで、大きな損失を避け、堅実な利益を積み重ねていくことは運用成績の向上につながります。
値上がりした部分を売却することで利益確定し、値下がりして買いやすくなったものを購入することで、将来の値上がりに備えることも可能です。
結果として、運用上のパフォーマンスが高くなる期待ができます。
リバランス機能は、積立ごとに行うものや、一定の期間ごとに行うものなど、ロボアドバイザーの種類によって違いがあります。

ロボアドバイザーのリバランスで初心者でも熟練者のような運用が可能

ロボアドバイザーのリバランス機能は、投資の初心者でも熟練者に匹敵する運用を目指すことができる点です。
株式市場には、投資を本業にし、様々な経験を積み重ねたプロが多く存在します。
知識のない初心者が漠然と市場に参入しても、結果がついてこない場合があります。
一時的に運用成績が良くても、リスク回避の方法を取っていなかったために、大きな相場の変動に対応できず、予想外の損失を出してしまうケースもあります。
投資の初心者や、投資にかける時間があまりない人にとって、株式市場という多くのプロが参入する市場で長期的に勝ち抜いていくためには工夫が必要です。
投資の専門家はポートフォリオのリバランスを必要に応じて行っており、そのことで安定運用を実現しています。
この手助けをしてくれるのが、ロボアドバイザーの自動リバランスです。
ロボアドバイザーがポートフォリオを修正するのは、その必要性がある時だけです。
したがって、自分のポートフォリオの監視役としても役立ちます。
ロボアドバイザーはそれぞれの業者で機能に特徴があり、各自の投資方法に適したものを選ぶことが大切です。
投資運用一任型のロボアドバイザーを利用する場合は、サービスの利用料が必要になります。
そこにかかるコストも、事前に必ず把握してから行うことが大切です。

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