ロボアドバイザーで資産運用

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ロボアドバイザーで資産運用

最近、ニュースで老後資金には、年金以外にも2000万円が必要というニュースが流れました。
実際に現在の年金生活者の生活は、厳しい現状があります。
そして、まだ働いている現役世代は、老後資金へ不安を持っています。
そのため、最近は、若い世代で資産運用を始めるかたが増えています。
資産運用は、貯蓄や投資で資産を増やしていくことをいいます。
例えば、株式投資、FX投資、債券の購入などが資産運用になります。
また、定期預金や保険も資産運用の内に入ります。
ご存知の通り、銀行金利では、ほぼ資産が増えることはありません。
しかし、株式投資、FX投資、債券だとリスクが大きいというイメージがあります。
そのため、資産運用は、初心者にとってハードルが高く、
始めたくてもなかなか踏み切れないところあります。
そんな、初心者にとって資産運用を始めやすいロボアドバイザーが登場しました。
ロボアドバイザーは、コンピュータシステムが資産運用のアドバイスをするサービスです。
このロボアドバイザーを利用すれば、資産運用についてのアドバイスと、
それに基づいた運用を自動で行なってくれるのです。
そして、現在、20種類以上のロボアドバイザーが登場しています。

初心者が始める資産運用に最適なロボアドバイザー選びのポイント

証券会社や銀行などの金融関係企業から、さまざまなロボアドバイザーが登場しています。
ロボアドバイザーは、「投資アドバイス型」と「投資一任型」2つのタイプがあります。
投資アドバイス型は、
運用者に対して最適なポートフォリオ(金融商品一覧や組み合わせ)をアドバイスしてくれます。
そして、そのアドバイスを参考に運用者自身で運用を行います。
この投資アドバイス型は、アドバイスを受ける以外は、
自身で運用、市場の変化に合わせたリバランス(調整)を行わなければならないので、
資産運用の経験者に向いています。
そして、このアドバイス型は、ほとんどが無料で利用することができます。
投資一任型は、ロボアドバイザーからの簡単な質問に答えるだけで、
あとは自動で最適な運用を行ってくれます。
また、運用中は、相場の変化に合わせて自動でリバランスも行ってくれます。
投資一任型の利用は、有料ですが、経験のない初心者が資産運用を行うには最適です
そして、投資一任型には、ウェルスナビ、テオ、マネラップ、楽ラップなどがあり、
それぞれ特徴を活かしたサービスを提供しています。

ロボアドバイザー・楽ラップで資産運用すると?

楽ラップは、楽天証券が運営しているロボアドバイザーです。
楽ラップは、他のロボアドバイザーの投資先が、国内外のETF(上場投資信託)なのに対して、
投資信託(上場していない)を対象にしています。
そして、楽ラップのメリットデメリットは次の通りです。

メリット

  • 楽天証券の特定口座で運用すると確定申告の必要がない。
    一般口座で運用すると確定申告が必要になりますが、
    楽天証券の特定口座で運用すれば確定申告の必要がなくなります。
  • 積立投資が可能
    最低投資金額は10万円からですが、追加で毎月1万円からの自動積立投資にも対応しています。
  • 他のロボアドバイザーよりも手数料が安い
    ウェルスナビやテオなどは、年間手数料の利率が1%なのに対して、
    楽ラップは0.99%と低い設定になっています。
  • 下落ショック機能(TVT)がある
    株式市場が大きく下落して楽ラップの損失が膨らんだ場合に、
    株式比率を減らして債券投資割合を増やして損失を緩和させる機能です。

デメリット

  • 元本割れリスク
    元本保証がないのでマイナスになるケースもでてきます。
  • 最低投資金額が10万円と高め
    楽ラップの最低投資金額は、ロボアドバイザーの中でも高めなので、
    初心者にとっては、少しハードルが高い。
  • NISAに対応していない。
    NISAは少額投資非課税制度です。
    楽ラップは、これに対応していないので通常通りに課税されます。
  • スマホのアプリがない
    楽ラップには、スマホアプリがありません。

デメリットにスマホアプリがない点は、不便さを感じさせます。
また、NISAに対応していないため利益が減ってしまう点が残念に感じます。
しかし、手数料の安さやTVT機能、
特定口座で運用すれば確定申告が必要ない点を考えるとデメリットをカバーできる魅力を感じます。

ロボアドバイザー・マネラップ(MSV LIFE)で資産運用すると?

マネラップは、マネックス証券が運営するロボアドバイザーです。
特徴は、国内外のETF(上場投資信託)を対象にしており、コストの低減に力を入れています。
マネラップのメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット

  • 最低投資金額が1000円から
    ウェルスナビと楽ラップの最低投資金額が10万円、テオは1万円と、
    他のロボアドバイザーと比べても格段に安い金額になっています。
  • 分散投資をしている
    ネラップは、国内外ETFを対象に分散投資(投資対象の多様化)をしています。
    分散投資とは、投資対象を集中させずに、国や地域、株式や債券、通貨などに分散させる方法です。
  • 資産を取り崩しながら運用することが可能
    マネラップに、まとまった資金を預けておいて、月々一定額を取り崩しながら運用する方法。
  • クレディセゾンのポイント運用サービスと連携している
    クレディセゾンが運営しているセゾンカードの永久不滅ポイントで資産運用ができる。

デメリット

  • 自分で運用する場合より手数料が高い
    マネラップの手数料は、1%未満と他のロボアドバイザーと比べても低くなっています。
    しかし、ETFを自身で運用する場合に比べると、高くなっています。
  • 特定口座がない
    マネラップには、確定申告の必要がない特定口座がなく、一般口座だけの取引です。
  • NISA(少額投資非課税制度)に対応していない
  • 他と比べて解約・出金が遅い
    解約・出金までの期間は、ロボアドバイザーによって違いますが、だいたい4日~1週間であり、
    マネラップは最低1週間~最大3週間以上と遅いです。
  • スマホアプリがない

マネラップの最大のメリットは、最低投資金額が1000円からとなっているところです。
他と比べても格段に安いので、手持ち資金が少ない方でも、資産運用を始めやすいサービスといえます。

ロボアドバイザー・テオで資産運用すると?

テオは、株式会社お金のデザインが運営しているロボアドバイザーです。
テオの投資対象はETFですが、その種類は40以上もあります。
テオのメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット

  • 多くのロボアドバイザーと比べて低い金額で投資ができる
    ほとんどのロボアドバイザーでは、最低投資金額が10万円からになっていますが、
    テオは、1万円からの低い投資金額で運用ができます。
  • 豊富なポートフォリオ(金融商品一覧や組み合わせ)
    テオの投資対象は、国内だけでなく世界86カ国と地域にわたり、銘柄は1万千以上もあります。
  • 手数料がシンプル
    手数料の年間利率は、分かりやすくシンプルに1%に設定されています。
    また、積立実績により手数料が下がるサービス、「テオ・カラー・パレット」がスタートしています。
  • 長期的な積立投資ができる
    テオには、「テオ積立」という積立投資サービスがあります。
    これを利用することでリスクを抑えた資産形成も可能です。
  • スマホアプリがある
    スマホアプリがあるので、運用確認にも便利です。
  • 自動税金最適化機能
    テオには、「テオ・タックス・オプティマイザー」という自動税金最適化機能があります。
    これは、利益と損失を最適にして、翌年に税負担を繰り延べて、その年の税負担を軽減する機能です。

デメリット

  • 元本割れリスク
  • 自分で運用する場合より手数料が高い
  • 出金可能額に制限がある
    1万円から運用できますが、口座残高が10万円以下だと投資のために出金できません。
    運用をするには、口座残高に10万円以上が必要になります。
  • NISA対応していない。
  • 自分で運用する場合より手数料が高い

テオは、1万円から運用できますが、実質、口座には10万円以上が必要になります。
しかし、他にないくらいポートフォリオが豊富であり、「テオ積立」、自動税金最適化機能もあるので、
長期的にコツコツと資産形成するには、最適なサービスではないでしょうか。

WealthNavi(ウェルスナビ)

ウェルスナビは、ウェルスナビ株式会社が運営しているロボアドバイザーです。
数あるロボアドバイザーの中でも、預かり資産・運用者数で国内No.1なのがウェルスナビです。
ウェルスナビの投資対象は、米国上場ETFを対象に国際分散投資を行っています。

メリット

  • 手数料がシンプル
    手数料が年間1%とシンプルな設定になっています。
    そして、50万円以上を投資した場合は、「長期割」サービスが適用されて、最大で0.9%まで下がります。
  • 特定口座に対応しているので確定申告の必要がない
  • 自動税金最適化機能がある
    ウェルスナビには、「DeTAX」という自動税金最適化機能があります。
    これは、テオの自動税金最適化機能と同じ機能を果たします。
  • スマホアプリがあるので運用チェックに便利

デメリット

  • 元本割れリスクがある
  • 自分で運用する場合より手数料が高い
  • 最低投資金額が10万円と少し高め
  • NISAに対応していないので課税される

ウェルスナビには、
自動税金最適化機能、スマホアプリがあるなど、他のロボアドバイザーにない機能が備わっています。
ウェルスナビは、国内No.1のロボアドバイザーです。
つまり、それだけ運用者にメリットがあり、信用されているサービスだという証しでもあります。

まとめ

今回、ウェルスナビ、テオ、マネラップ、楽ラップの
「投資一任型」ロボアドバイザーについて紹介してきました。
4つのロボアドバイザーには、それぞれ特徴がありました。
しかし、共通していることも多くあります。
デメリットでは、元本割れのリスクと自分で運用する場合より手数料が高いことが共通しています。
どのロボアドバイザーにも元本保証はないので、元本割れを起こす可能性はあります。
そして、紹介した4つのロボアドバイザーは、「投資一任型」なので、
自分で運用する場合より手数料が高くなるのは仕方ないといえます。
メリットでは、それぞれ運用者にとって、
リスクを抑えて安定した収益が出せるサービスが打ち出されています。
ロボアドバイザーは、一気に大きな利益を上げることができません。
しかし、長期的にコツコツと資産を増やしていくには最適です。
どのロボアドバイザーがいいのかは、運用者の方針しだいです。
そして、初心者が運用資産を始めるキッカケにロボアドバイザーは、最適なパートナーになってくれます。


関連記事:
ロボアドバイザー徹底比較。ロボアドバイザーをやってみるべき理由&NISAとの関係も

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