今さらきけないロボアドバイザー?!とりあえずウィキレベルはおさえておこう!
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ひとまずは、ウィキレベルの情報をしっかりと!
昨今は、AI技術の急速な発展により、従来型の技術や商品にかわる新たなサービスが続々と登場しています。例えば、自動車の安全運転をサポートする衝突回避支援システムや、顧客管理を自動化するチャットボットサービスなどが急速に普及していますよね。
投資や金融商品の分野も例外ではありません。この分野の新たなサービスとして注目を集めているのが、「ロボアドバイザー(ロボアド)」です。数年前には、ロボアドバイザーという言葉自体、まだあまり聞き慣れませんでした。しかし、(2019年)現在では、ロボアドバイザーによる投資を実際に始める人が、比較的若年層(30代〜)を中心として急増しています。経済や資産形成・運用のトレンドに敏感な世代の人たちは、既にロボアドバイザーの利便性や利益を享受しているということですね。そのため、例えば、職場の同僚や部下の前で、うっかり「ロボアドって何だっけ?」…というような発言をすると、失笑を買うことにもなりかねません。それだけで済めば良いですが、場合によっては、不勉強や非常識のレッテルを貼られてしまうこともあるでしょう。かといって、ウィキペディアをちょっと閲覧したくらいでは、中々本質まで理解できないのがロボアドの難しいところ。そこで今回は、このロボアドバイザーの基本と重要ポイントに的を絞って、分かりやすくまとめてみました。この程度まで理解していれば、少なくとも職場などでロボアドの話題に参加しても恥をかくことはないでしょう。それでは、早速ロボアドバイザーの基本から見ていきましょう!
ウィキレベル情報①「ロボアドバイザーとは?」
そもそも「ロボアドバイザー」とは、これまで人が行っていた投資や資産運用の様々なプロセスをAI技術の導入によって自動化するサービスのことです。つまり、簡単にいうと、従来は自分で行っていた、あるいはファンドマネジャー(投資の専門家)にお任せしていた様々な投資プロセスを、ロボットが代行してくれるということですね。ロボットによるアドバイザーだからロボアドバイザー(ロボアド)です。
では、ロボアドバイザーによるサービスは、今まで人間が行っていた作業や投資判断などを、どの程度ロボットが代行してくれるのでしょう?
結論からいうと、全てロボットが代行してくれるサービス(一任型)とロボットがアドバイスだけしてくれるサービス(助言型)の2種類があります。ちなみに、一任型のほうは、投資計画(ポートフォリオ)の作成や投資判断など全てのプロセスをロボットが代行してくれるので、投資の初心者にもお勧めです。また、助言型は、最終的な投資判断は投資家自身が行うため、中〜上級者向けのサービスとなっています。ロボアドバイザーを利用した投資が比較的若年層(30代前後)にも人気が高い要因の一つは、ロボットに全てお任せできる一任型のサービスがあることですね。
ウィキレベル情報②「ロボアドバイザーと投資信託の違いは?」
それでは結局、ロボアドバイザーと従来型の投資信託はどこがどう違うのでしょうか?続いては、この点をしっかりチェックしておきましょう。
まず、ロボアドバイザーと従来型投資信託の最大の違いの一つは、投資や資産運用に費やす「手間や時間」の違いです。従来型の投資信託では、資産配分や金融商品の決定、あるいは入金・発注・積立の手続き、さらにリバランス(投資の見直し)や税金の最適化(節税対策)…といった作業を全て投資家自身が行う必要があります。そのため、手間や時間がかかるだけでなく、常に最新の経済動向に注目しつつ、専門的な知識を勉強し続ける必要がありますよね。従来型の投資信託でも、ファンドマネジャーに上記のプロセスを一任するサービスがありますが、その場合は、その分、コスト(手数料)が割高になります。
また、両者の比較的大きな違いの一つは「最小投資額」の違いです。従来型の投資信託では、現在、サービスが多様化しているため、一口100円から投資可能…といった、少額投資に対応できる金融商品も沢山ありますよね。しかし、ロボアドバイザーによる投資の場合は、サービスはまだ発展途上といった感があります。そのため、ロボアドバイザーを提供するサービス毎に、最小投資額の条件はかなり異なります。中には、1万円程度の投資から始められるロボアドサービスもあるものの、最小投資額が10万円、30万円といった、やや大口の投資以上にしか対応できないサービスも少なくないという状況です。
さらに、ロボアドバイザーと従来型投資信託の大きな違いとしては、「手数料」の違いも挙げられます。簡単にいうと、ロボアドのほうが、人件費を削減できるので、その分がサービスに還元されるため、手数料が安くて済むということですね。
その他にも、ロボアドバイザーはビッグデータなどを活用するため、個人による投資よりもリスクが軽減できる…といった「リスク」の違いがあります。また、ロボアドサービスのほうが、実際の投資を始めるまでの手続きが簡単で、時間もかからない…といった「始めやすさ」の違いもあるでしょう。
ウィキレベル情報③「ロボアドバイザーのメリットは?」
ここまでご紹介してきた内容を確認するという意味も含めて、従来型の投資ではなく、ロボットアドバイザーを敢えて選択するメリットについて見ていきましょう。
ロボアドバイザーと従来型投資信託の違いのところでも触れましたが、従来型の投資信託のほうは、100円前後の少額から投資できるという点では気軽に始められますよね。
しかし、手数料が安くて済む、投資に関する知識がなくても始められる、投資や運用に費やす手間や時間がかからない…など様々な面でロボアドバイザーによるサービスのほうがメリットが大きいといえるでしょう。さらに、ロボットに全ての投資プロセスを任せる一任型は、初心者でも気軽に投資や資産運用が始められるという点がメリットでしたね。
逆に、ロボットアドバイザーのデメリットとして挙げられるのは、投資の最小金額が、現在では、まだ比較的高額にとどまっているという点くらいでしょう。ちなみに、ロボアドバイザーによる投資の場合には、投資家が希望するリスクの段階に合わせて最適な投資プラン(ポートフォリオ)をロボットが自動作成してくれます。また、リバランス(投資プランの変更)や税金の最適化まで、ロボットが自動で行ってくれるので、リスクの軽減や節税対策、あるいは資産の安定運用といった様々な点において、ロボアドバイザーはメリットが大きいサービスといえるでしょう。さらに、ネットから簡単な手続き(口座開設、マイナンバーや本人確認書類の提出など)を済ませれば、すぐに投資を始められるのもロボアドサービスのメリットの一つですね。
ウィキレベル情報+α「ロボットアドバイザーサービスのお勧めは?」
今回はロボットアドバイザーの基本から、従来型の投資との違いや、独自のメリットまで…ウィキぺディアレベルの情報を、より分かりやすくご紹介してきました。ロボアドバイザーサービスの仕組みや重要ポイントの情報については、以上で必要最低限のレベルをクリアしたといえるでしょう。しかし、最後にウィキレベルの情報にプラスしておきたいのが、ロボアドバイザーには、実際にどんな人気サービスがあるのか?という点です。それでは早速、お勧めのロボアドバイザーを幾つかご紹介しましょう!
- WealthNavi(ウェルスナビ)
運用実績や顧客数など様々な面でお勧めのロボアドバイザーサービスです。最小投資額が10万円という点が、初心者には若干デメリットといえますが、名実共にNo.1の人気サービスです。 - THEO(テオ)
最小投資額が1万円ということから、気軽に投資できるロボアドバイザーサービスです。そのため、20〜30代を中心に人気が高いサービスとなっています。 - 楽ラップ
楽天証券によるロボアドバイザーサービスです。最小投資額は10万円とややハードルが高めですが、数あるロボアドサービスの中でも、手数料が比較的安く設定されている点がメリットです。
上記以外では、SBI証券やマネックス証券が提供するロボアドバイザーも比較的人気が高いサービスとなっています。
上記のロボアドバイザーサービスについては、是非、公式サイトにて、サービスの詳細をチェックしてみることをお勧めします。中には、お試しで無料投資体験ができるサービスなどもありますよ。
いずれにしても、今回ご紹介してきたウィキレベル+αの情報を参考にして、職場での地位向上やご自身の資産形成・資産運用のプラスにして頂けると幸いです!
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