三井住友銀行のSMBCロボアドバイザーについて

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三井住友銀行のSMBCロボアドバイザー

大手メガバンクに三井住友銀行がありますが、三井住友銀行は投資を検討している人に対し、「SMBCロボアドバイザー」を提供しています。提供元が三井住友銀行であるため、信頼性は非常に高いものがあります。なお、SMBCロボアドバイザーはアドバイス型のロボアドバイザーであるため、実際に投資をするのは利用者本人です。

SMBCロボアドバイザーに登録し、簡単な質問に回答すると、利用者の希望に即した投資商品と資産配分を提案してくれます。提案される商品は世界各国の株式や債券、REITなど、5,000銘柄以上から選定されます。また、実際に投資した実績のシミュレーションも見られるようになっています。当然、提案された投資信託を三井住友銀行で運用することができます。

三井住友銀行のSMBCロボアドバイザーの利用の流れ

SMBCロボアドバイザーの利用手順は以下になります。
住友銀行の公式サイトにアクセスし、トップページの「ためる・ふやす」から「SMBCロボアドバイザー」を選択します。

  1. 「今すぐ無料診断」をクリックします。
  2. ロボアドバイザーの説明が表示されるので、確認後「上記に同意します」をクリックします。
  3. 以下の質問に順次回答していきます。
    ・年齢
    ・職業
    ・年収
    ・金融資産
    ・家庭における支出月額
    ・予定のライフイベント(住宅、子供の結婚や入学、介護、海外旅行、相続)
    ・資産の運用目的(将来への備え、セカンドライフなど)
    ・投資方針(リスクとリターンのバランス)
    ・運用パターン(100万円を投資した時の利益と損失のバランス)
    ・運用パターン(リターンの比率)
    ・30%の損失発生時における行動
    ・運用期間
  4. 回答内容を下に、家庭の支出のために残す金額と、投資に回せる資金の配分が円グラフで表示されます。「マネープランをたてる」をクリックします。
  5. マネープラン作成のページが表示されます。以下の金額を入力し、「計算する」をクリックします。
    ・投資金額
    ・毎月の積立金額
    ・目標達成金額
  6. ゴール達成確立、マネープランに即したポートフォリオ(資産配分)、ポートフォリオ通りに運用した場合の過去7年間の実績グラフなどが表示されます。「サマリーをみる」をクリックします。
  7. マネープランの要約が表示されます。

このプランで投資したい場合は「このファンドを購入する」をクリックして、手続きに進みます。

三井住友銀行のSMBCロボアドバイザーのメリット

SMBCロボアドバイザーのメリットには以下などがあります。

  1. 綿密に診断してもらえる。
  2. 資産配分のズレを自動で修正してもらえる。

それぞれ、詳しく見てみましょう。

綿密に診断してもらえる。

SMBCロボアドバイザーの質問内容は簡単なものですが、質問の数が一般的なロボアドバイザーの質問数の約2倍の12問になっています。その分綿密に診断され、リスクに対する許容度や余裕のある投資金の算定、確実な運用目標など、的確なライフプランを提案してもらえます。なお、ファンドは安定重視型、やや安定型、バランス型、やや成長型、成長重視型の5つの中から選択できます。

なお、診断自体は無料であり、三井住友銀行の口座の開設も必要ないため、試しに診断だけを受けることもできます。ちなみに、資産配分は投資助言会社の「イボットソン・アソシエイツ・ジャパン」の助言を参考に、三井住友DSアセットマネジメントが決定します。

資産配分のズレを自動で修正してもらえる。

いくら的確な投資内容を提案してもらえたとしても、年月を経ると銘柄によって利益を出したり、損失が発生したりします。つまり、資産配分にズレが生じるため、修正の必要が出ます。

ただ、投資初心者ではズレを調整することができないのが実態です。その点、SMBCロボアドバイザーにはズレを自動的に調整する機能が備わっており、利用者は何年経っても適正な資産配分を維持できます。

三井住友銀行でSMBCロボアドバイザーを運用するメリット

三井住友銀行でSMBCロボアドバイザーを運用するメリットには以下などが挙げられます。

  1. 振込手数料が無料
    三井住友銀行に預金口座を開設していると、投資信託口座への振込手数料が無料になります。ロボアドバイザーの場合は振込手数料を取られることが少なくありません。振込手数料は100~300円ですが、回数を重ねるとバカにならない金額になります。

    また、購入手数料、換金手数料、スイッチング手数料なども取られません。なお、信託報酬は総資産額に対して0.9904%と、1%を切っています。

  2. 資金を取り崩しながらの運用が可能
    SMBCロボアドバイザーの特徴として、投資で貯まった資産を取り崩しながら運用することができます。資産の取り崩しのできるロボアドバイザーは滅多になく、資金的なゆとりの無い利用者にとっては大きなメリットです。
  3. 少額からの投資に対応
    SMBCロボアドバイザーの投資は1万円という少額から開始できます。さらに、毎月1,000円単位で積立投資ができます。この積立投資によって毎月、資産配分のズレに対するリバランス機能(調整配分調整)を発揮することができます。
  4. NISA口座の利用
    三井住友銀行でSMBCロボアドバイザーを運用すると、投資で得た利益に対して税金が免除されるNISAを利用できます(要NISA口座の開設)。

    NISAを利用すると、毎年120万円の非課税投資枠が設定され、ロボアドバイザーの投資で得た利益が非課税になります。そして、年間投資額120万円分の非課税枠を5年間利用できるため、最大600万円分の投資に対しては何千万円儲けようと税金が課されません。

  5. iDeCoの利用
    ロボアドバイザーはiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)も利用できます。iDeCoとは掛金を拠出してロボアドバイザーで運用し、得た利益を原則60歳から年金、または一時金として受取ることができる制度のとです。当然、運用しだいで将来の受取額が変わります。なお、掛金を毎月定額で拠出する場合は、1ヶ月当たりの掛金額は5,000円以上、1,000円単位で設定します。

    なお、iDeCoに拠出したお金は、全額が所得控除になるという税制面での優遇を受けられます。

  6. 確定申告が不要
    三井住友銀行で口座を開設する際に、「源泉徴収ありの特定口座」にすれば、原則確定申告が必要ありません。従って、源泉徴収をしているサラリーマンが手間の掛かる確定申告をしなくて済みます。
  7. 丁寧なサポート
    信用を第一とする銀行であるため、サポートが丁寧です。ネット証券の場合は対面での相談はできませんが、住友銀行であれば、各支店の窓口で確認したいことを聞くことができます。

三井住友銀行のSMBCロボアドバイザーのデメリット

SMBCロボアドバイザーのデメリットとしては以下があります。

  1. アドバイスしか行われません。
    SMBCロボアドバイザーはあくまでも投資に対するアドバイスをするだけのため、提案された銘柄の買付や運用は利用者が行わなければなりません。投資初心者にとっては、その手間と管理に慣れるまでの間、ストレスを感じます。
  2. 提案される銘柄は三井住友銀行の投資信託のみ。
    SMBCロボアドバイザーで提案される投資信託は、全て三井住友銀行が運用する投資信託になっています。運用実績は決して悪いわけではありませんが、1つの信託会社でしか投資しないのは、リスク分散の観点からすると、ベストとは言えません。

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