WealthNavi(ウェルスナビ)の自動積立について

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近年、利用者が急増しているロボアドバイザーに「WealthNavi(ウェルスナビ)」があります。WealthNaviの人気の理由は、利用者の資産を自動的に投資で運用してもらえることですが、その資産運用において利便性の高いツールに「自動積立」があります。自動積立というのは、銀行口座から毎月一定の金額が自動で引落とされ、利用者の資産運用口座で定額運用される機能です。WealthNaviでは初期投資として10万円が必要ですが、自動積立は1万円から行えます。自動積立に手数料はかかりません。

通常、投資というのはある程度まとまった資金で運用されています。ただ、WealthNaviのように何十年という長期の運用を前提にしている投資は、毎月定期的に一定の資金を運用に回す自動積立が大きなメリットに繋がります。

WealthNavi(ウェルスナビ)の自動積立のメリット

自動積立のメリットには以下などが挙げられます。

1.無理のない金額での投資

若いサラリーマンや主婦にとって、一度に何十万円、何百万円ものお金を投資に回すのは厳しいのが実態です。自動積立は最低1万円の少額から可能なため、生活に支障をきたさずに投資ができます。また、WealthNaviは長年に渡って運用するため、将来の資産形成にも役立ちます。当然、自動積立で購入される金融商品はWealthNaviのポートフォリオ(商品に対する資産配分)に基づいた海外ETFです。

なお、海外ETFとは海外の取引所に上場されている金融商品のことであり、海外の代表的な指数との連動を目指した投資信託です。

2.保有商品の平均単価の低額化

WealthNaviの自動積立は「ドルコスト平均法」によって金融商品を購入します。ドルコスト平均法というのは、定期的に一定金額でもって商品を買い付ける「定額購入」のことです。

例えば、毎月20,000円で商品を定額購入するとします。商品の単価が1,000円の場合は20個、2,000円であれば10個、4,000円だと5個購入できます。結果的に、60,000円(20,000円×3回)で35個の商品を所有するため、平均単価は1,714円です。

なお、一定の数量を購入する「定量購入」という手法もあります。仮に、1,000円、2,000円、40,000円の商品を各10個購入したとします。この場合は、70,000円で30個の商品を所有することになり、平均単価は2,333円です。

このように、ドルコスト平均法は平均単価を低額にできるというメリットがあり、長期的に購入を続けるほどその効果が発揮されます。平均単価が下がれば、それだけ相場の下落による損失リスクを低減化できます。

3.資金的リスクの分散

1回にまとめて資金を投入すると、仮に相場の暴落があった時に多額の資金を消滅させる危険があります。資金を分散させれば、消失する資金を少しでも抑えることができます。また、暴落した安い価格で新たな商品の買付けができれば、価格が戻った時に失った利益を取り返すことが可能になります。

4.ポートフォリオのリバランス

WealthNaviでは当初に利用者の投資適性に基づいてポートフォリオが構築されます。ただ、長い期間運用していると、ポートフォリオに乱れが生じるようになります。例えば、株式対債権の比率を6:4で運用していたものが、株式相場の上昇などで株式の資産が増加したため、7:3になることがあります。

そのようなことが生じると、WealthNaviは自動的にポートフォリオのリバランス(配分調整)を行います。株式の割合を減らすために債権の購入を図りますが、その購入資金には自動積立が充てられます。自動積立があることで、リバランスが容易にできるようになります。

5.メンタルリスクの排除

人間は得てして感情に左右されるものです。短期的な運用業績によって余計な欲を出したり、不要な心配をしたりすることで、間違った判断をしがちです。その点、自動積立は機械的に投資が行われるため、運用結果に左右されることがありません。常に、長期的な視点で運用が行われます。

WealthNavi(ウェルスナビ)の自動積立の設定方法

WealthNaviの自動積立は画面の表示通りに入力すれば良いため、簡単に設定できます。自動積立は以下の4コースの中から選択でき、ボーナス月の積立設定も可能です。

  1. 月1回定額:月に1回だけ、毎月定額を積立てます。
  2. 月5回定額:1回1万円の場合は、各引落日に1万円ずつ5万円を積立てます。
  3. 複数回定額:任意の引落日に一定の金額を積立てます。
  4. カスタム:任意の設定日に任意の設定額を積立てます。

引落日は全てのコースで、6日・12日・20日・26日・末日から任意の日を設定します。なお、入金から買付けまでにはタイムラグが3営業日あります。

自動積立の設定はWealthNaviのマイページにある「積立」から行います(スマホアプリからの設定も可能)。自動積立はメガバンクを始め、地方銀行、ネット専業銀行、信用金庫など、どこでも可能になっています。

  1. 「積立を申し込む」をクリックします。
  2. 4種類の積立コースから任意のコースを選択します。
  3. 積立金額を入力し(10,000円以上)、引落日を設定します。ボーナス時の積立として入力窓が2つあるため、夏と冬の2回の積立ができます。
  4. 1年間の合計額を確認し、「積立を申し込む」をクリックします。
  5. 三菱UFJファクター株式会社が引落しを代行する説明が表示されます。確認後、「続ける」をクリックします。
  6. 三菱UFJファクターの画面に移動するので、口座振替をする金融機関を選択します。
  7. 金融機関の店番号や口座番号、口座名義人など、自動振替する口座の情報を入力し、「次へ進む」をクリックします。
  8. 入力内容に間違いが無ければ、「金融機関へ」をクリックします。
  9. 画面が登録した銀行のWEBサイトへ移動します。
  10. 銀行のオンラインバンキングにログインし、振替手続きをすれば設定が完了です。

なお、必ず最後に「収納機関へ通知」をクリックします。これを忘れると、WealthNaviに設定が反映されません。設定が完了すると、WealthNaviの画面に戻り、『自動積立を申し込みました』と表示されます。

WealthNavi(ウェルスナビ)の自動積立の実施

WealthNaviの自動積立はその名の通り、入金によって買付が実施されますが、入金後の資産評価額によって買付の条件が異なります。

  • 250万円未満
    現金部分が資産評価額の0.4%以上であると追加投資が行われます。ただし、最低でも現金部分が1,000円と約3ヶ月分の手数料が必要です。例えば、入金した時点で資産評価額が60万円だった場合、現金部分が2,400円(60万円×0.4%)と、約3ヶ月の手数料の合計を上回った場合に追加投資が実施されます。
  • 250万円以上
    現金部分が1万円以上になると追加投資が行われます。ただし、最低でも現金部分が1万円と約3ヶ月分の手数料が必要です。

WealthNavi(ウェルスナビ)の自動積立の解除方法

自動積立はいつでも以下の手順で解除できます。

  1. 「積立」のページを開くと積立設定している一覧が出てくるので、「積立内容を変更する」をクリックします。
  2. 入力欄などが表示されていますが、無視して下の方へスクロールし、「自動積立の設定を解除する」をクリックします。
  3. 『以下の自動積立の設定を解除します。よろしいですか?』と書かれた画面が出ます。「解除する」をクリックして解除手続きが終了です。

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