ロボアドバイザーウェルスナビの、ポートフォリオ構築について
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ロボアドバイザー【ウェルスナビ】ポートフォリオを構築する質問とは
ウェルスナビは、長期投資をコンセプトにしており、運用中の資産が減ったときに、投資を止めてしまわないように、リスク許容度に応じたポートフォリオを提案してくれます。
リスク許容度は、6つの質問で5段階に分類されます。
6つの質問には現在の年齢があります。
例えば、老後の資金のための運用であれば、若い世代の20代から30代の方が長期の運用をすることができます。
逆に、50代や60代は、運用しながら老後資金として実際に使っていくためのリスクを抑えた運用が望ましいと言われています。
若い方は、リスク許容度が大きくなり、攻めのポートフォリオになります。
質問には現在の年収があります。
年収は多いほうが、資産運用に回すことのできる余裕資金が大きくなります。
年収が低いのであれば、リスクを抑えた運用をするか、貯金での資産形成が良さそうです。
年収の高い方のほうが、リスク許容度は大きくなります。
また、金融資産の質問もあります。
金融資産の多い方のほうが、リスク許容度は大きくなります。
毎月の積立金額の質問もあります。
ウェルスナビでは、毎月自動的に積み立てることができます。
積立金額が大きいほうが、余裕資金が大きいとみなされ、リスク許容度は大きくなります。
そして資産運用の目的の質問があります。
余裕資金を着実に運用するや、住宅購入のため短期的に運用するや、退職金をしっかり運用するや、子供のための長期的な資金づくりといった、四つの選択肢から選びます。
余裕資金の運用や、長期運用はリスク許容度が高くなり、短期的に運用したり、退職金を運用するのはリスク許容度が低くなります。
株価20パーセント下落の対応の質問では、株価が下落したときに、どういった対応をするかによって、リスク許容度を評価します。
資産が減り売却となれば、リスク許容度は低く、株価が下がったから買い時なので追加投資となれば、リスク許容度は高くなります。
この質問がリスク許容度決める上では、かなり重要となります。
ロボアドバイザー【ウェルスナビ】のポートフォリオを構成する米国ETF
ウェルスナビでは、米国の低コストETFを使って、ポートフォリオを構築します。
この手法は、国際分散投資と呼ばれています。
投資の盛んな米国では王道の投資手法の一つのようです。
投資先には、米国株、日欧株、新興国株、米国債権、物価連動債権、金、不動産があります。
投資銘柄には、バンガード・トータル・ストック・マーケット、バンガード・FTSE先進国市場、バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツ、iシェアーズ・コア、米国物価連動国債、SPDR Gold Shares、米国不動産などがあります。
ロボアドバイザー【ウェルスナビ】ポートフォリオの詳細
ポートフォリオの構成比率としては、リスク許容度1の場合は、米国株は14.7パーセント、日欧株は5.0パーセント、新興国株は5.0パーセント、米国債権は35.0パーセント、物価連動債は30.3パーセント、金は5.0パーセント、不動産は5.0パーセントです。
リスク許容度2の場合は、米国株は26.6パーセント、日欧株は9.8パーセント、新興国株は5.0パーセント、米国債権は35.0パーセント、物価連動債は13,6パーセント、金は5.0パーセント、不動産は5.0パーセントです。
リスク3許容度の場合は、米国株は30.6パーセント、日欧株は21.5パーセント、新興国株は5.0パーセント、米国債権は29.1パーセント、物価連動債は0.0パーセント、金は10.0パーセント、不動産は5.0パーセントです。
リスク許容度4の場合は、米国株は35.0パーセント、日欧株は26.6パーセント、新興国株は8.5パーセント、米国債権は14.9パーセント、物価連動債は0.0パーセント、金は10.0パーセント、不動産は5.0パーセントです。
リスク許容度5の場合は、米国株は35.0パーセント、日欧株は31.8パーセント、新興国株は13.2パーセント、米国債権は5.0パーセント、物価連動債は0.0パーセント、金は10.0パーセント、不動産は5.0パーセントです。
リスク許容度が上がるに連れて、株式比率が高くなります。
反対に、リスク許容度の低いポートフォリオでは、債権物価連動債権の割合を増やすことによって、資産の分散度合いを高めています。
株式、債権といったスタンダードなものから、物価連動債、金や不動産まで幅広く分散したポートフォリオになっています。
ロボアドバイザー【ウェルスナビ】ポートフォリオの特徴→リスク許容度1からリスク許容度3について
リスク許容度1は、リスク許容度が最も低い方に向けたポートフォリオです。
株式比率が24.7パーセントとディフェンシブな構成となっています。
物価連動債の債権の割合が30.3パーセントと高いことが、このポートフォリオの特徴です。
インフォメーションについて行くくらいのスタンスで、投資をする方にとっては、向いていると言えそうです。
リスク許容度2のリスク許容度は、株式と債権の比率でコントロールするのが一般的です。
リスク許容度が2番目のポートフォリオでは、株式比率が41.4パーセントまで上がり、債権比率は35パーセントです。
物価連動債の割合が30.3パーセントから13.6パーセントに大きく下がっており、その分株式に投資しています。
リスク許容度3では、ポートフォリオから物価連動債への投資がなくなったのが特徴です。
そして株式比率が57.1パーセントまで高まっています。
株式の中では、米国株への投資が30.6パーセントと最も大きくなっていますが、世界経済の時価総額比率を考慮すると、自然な割合と言えるようです。
米国の企業は、全世界で収益を得ているために、米国株一本でも良いと考える個人投資家もいるようです。
ところが、国内のバランスファンドは株式と債権の比率が50パーセントずつとなるファンドが多いです。
それらとウェルスナビを比べてみると、リスクを積極的にとりながら運用していく姿勢が伺えます。
ロボアドバイザー【ウェルスナビ】ポートフォリオの特徴→リスク許容度4とリスク許容度5
リスク許容度4では、リスク許容度が4番目で、ポートフォリオは債権の比率が14.9パーセントまで下がっています。
また株式比率に関しては、67.1パーセントまで上がっています。
これはかなり積極的なポートフォリオになっていると言えます。
20代から30代で真剣に長期運用を考えている方や、投資に慣れており、余裕資産が豊富にある方に向いているようです。
リスク許容度5は、リスク許容度が最大のポートフォリオです。
債権比率が5パーセントとわずかなのが特徴です。
また、株式比率が80パーセントになっているのも注目できる点です。
そして株式主体の運用になるために、期待リターンが上がります。
しかし一方で、その分リスクも大きくなってきます。
また、新興国への投資割合も13.2パーセントと高くなっていることが特徴だと言えます。
新興国への投資に関しては、賛否が分かれているようなのですが、分散投資の観点で考慮すると、賛成の声もあると言われているようです。
それは、時期によって大きなリターンを上げてくれることが理由の一つのようです。
いつリターンが上がるのか分からないために、あらかじめ分散して保有しておきたいという方も居るようなのです。
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