ロボアドバイザー【ウェルスナビ】の運用成果

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ロボアドバイザー【ウェルスナビ】の運用成果はどんなものか?

ウェルスナビは資産運用をロボアドバイザーと呼ばれるプログラムによって行う自動の投資によって行うサービスです。
そんなウェルスナビですが、多くの方が気になることとして、このウェルスナビはどの程度の運用成果を誇っているのかと言うものが挙げられます。
ウォーレン・バフェット氏のように年利回り20%と言う驚異的な利回りに行かないにしても不動産投資などの年7%前後や株式投資のアマチュアレベルである年4%程度の利回りを超えるものなのかと言うのは注目すべき点です。
さすがに銀行のような年0.0001%という利回りでないにしてもその二つの利回り以上は行っていてほしいもの。
先に結論を言えば、条件によるものの、その二つを超えているケースが多く見られました。
そこで今回、このウェルスナビの運用成果は年利回りにしてどの程度なのかを某サイトの運用成果、公式サイトの運用成果、そしてウェルスナビCEOの柴山氏が開示している運用成果を紹介します。
さらにこの運運用成果以外に注意すべき点についてもまとめました。

ロボアドバイザー【ウェルスナビ】の運用成果:某サイトで公開されているもの

ウェルスナビの運用成果としてあるサイトで公開されているデータがあります。
このデータでは、各リスク許容度のレベルに合わせた約4年間の運用成果を公開したものです。
ウェルスナビはリスク許容度と言って、どの程度ハイリスクハイリターンな運用を行うかと言った設定ができます。
これは1~5のレベルがあり、5が最もハイリスクハイリターンの運用を狙う運用を行う仕組みです。
例えば1の場合は比較的安全な国債や地金などの分野を中心に運用を行いますが、5の場合はリスクの高い新興国株などの分野など株式を中心とした運用を行っていきます。
こういった設定でそれぞれ試算を行っているのですが、この運用成果は年利回りに換算すると、リスク許容度ではレベル1が約3.2%、2が約4.7%、3が約5.7%、4が約6.6%、そして5が約7.2%です。
5まで上げれば不動産投資よりも利回りが良いことになります。
ただ、話には続きがあり、これは円建てによるもので、為替の影響を受ける前のドル建てにした場合はこれらの結果よりも約1%高い結果です。
元のデータは4年間運用した場合の資産資産のリターン率ですが、年利回りに換算したものを紹介しました。
このようにリスク許容度1程度では株をうまく運用した方が利益が出やすいですが、リスク許容度2以上では株以上、そしてリスク許容度を4以上にすれば不動産投資よりも利益が出やすいという計算になります。
これを複利と言って得た利益をそのまま投資に運用すれば更に増える金額が増していきますから、決して低い利回りではないのです。

ロボアドバイザー【ウェルスナビ】の運用成果:公式サイトから

公式サイトでもウェルスナビの運用成果が開示されています。
こちらも某サイトと同じ結果になっていますが、公式サイトは更に話を飛躍させて、1992年1月から2017年1月までの過去25年の期間ウェルスナビを運用させたらどうなっていたかと言うシミュレーションも公開しているのです。
このシミュレーションでは、25年で資産は2.4倍になっていたという驚異的な試算が開示されています。
そして平均の年利回りは6.0%としており、アメリカで起こった様々なテロ、そしてリーマンショックと言った経済の大事件を経験しての数値としては大変高い利回りです。
ちなみにこの試算はリスク許容度3で行ったもので、現在までの4年間の利回り(5.7%)と同程度となっているのも興味深い数値と言えます。
加えて直近の利回りの開示されています。
これは2019年12月までの数値であり、この1年での利回りは好調そのものです。
円建てのリスク許容度1で12.1%、2では15.7%、3では18.6%、4では20.9%、5では22.1%という非常に高い利回りとなっています。
ただ、これは好調なアメリカの株価を反映したものとなっているので、2020年以降はここまでの利回りを出す可能性は不透明です。
それでも非常に高い年利回りになっていることは確かと言えます。

ロボアドバイザー【ウェルスナビ】の運用成果:CEOが開示している自らの運用成果

ウェルスナビは非常に透明性のある試みを行っています。
それはウェルスナビの創業者にしてCEOの柴山氏が行っている実際のウェルスナビの状況を開示しているのです。
この柴山氏の運用成果は2016年1月から行っているものをそのまま開示しています。
結果は年利回りにして平均8.7%となっており、不動産投資の平均利回りを超える非常に高い水準をキープしている状況です。
柴山氏はウェルスナビの仕組みを熟知しており、これを生かしてこまめな設定変更やリスク許容度の変更を行っているため、こういった高い利回りを記録しているものの、通常の運用でもかなり高い利回りを期待させてくれる内容となっています。
公式サイトでは優秀な運用成績をPRしており、為替レートの先行きを追うことのない、定期的に一定額を投資していく「積立投資」を推奨しています。
ちなみに柴山氏の運用方法は複利による利益をそのまま資産運用に回す方法を取っていることや定期的な積み立て以外にもマメタスと言っておつりで資産運用ができるスマホアプリサービスを利用しているのが特徴です。
これは買い物のおつりをコツコツ貯めて投資するもので、家計簿アプリの情報(クレジットカードの買い物履歴を使用)からおつりを自動計算し、貯まったおつりの金額分を月額の積み立てに上乗せして投資を行うというサービスになります。
これにより投資金額を増やしてもいるのです。

ロボアドバイザー【ウェルスナビ】の運用成果の注意点とは

ウェルスナビの運用成果は非常に優秀です。
しかし、注意点として税金の存在と手数料の存在、そして2~3年程度ではあまり大きな利益が期待できないという点が挙げられます。
これらのことを留意したうえで運用成果を考える必要があるのです。
まず税金ですがウェルスナビで利益を上げた場合、無条件で年間利益の約20%を納税する必要があります。
これによってウェルスナビの実際の運用成果がやや落ちてしまうのです。
他の投資、例えば、株式や不動産投資、FXなど様々な取引がこういった納税義務があり、納税を行う必要があるため、ウェルスナビだけがそういったハンディがあるわけではありません(非課税のiDeCoやnisaは除く)。
加えて手数料です。
こちらは運用益ではなく全資産の1%を支払う必要があります。
そのためマイナスの運用になっても無条件で支払いを行う必要に迫られるのです。
この金額は運用益の20%である税金をも超える金額になるケースもあり、実際の運用が公式で想定されている利益を出さない可能性があります。
最後の注意点が数年程度では十分な利益が出ないということです。
為替や株式の一瞬の動きを狙った短期投資ではなく、比較的安全な分散投資を行っているので単年で見ればあまり利益が出ないこともあります。
このように一見安定して高い年利となっているウェルスナビの運用成績ですが、手数料や税金など運用益から差し引かれる分を加味するとやや運用成績が鈍ってしまうということも事実で、公表している運用益ほど厳密には利益が出ない可能性もあります。
それでも安定して、しかも長期運用に適しているのはやはりウェルスナビによる自動運用と言えるのではないでしょうか。


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