国内最大手ロボアドバイザー【ウェルスナビ】の柴山氏について

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ロボアドバイザー大手ウェルスナビ創業者の柴山氏とは

ウェルスナビの柴山氏は本名柴山 和久(しばやま かずひさ)といい、ウェルスナビ株式会社の代表取締役CEOです。
つまりウェルスナビのトップが柴山氏なのです。
この柴山氏は1977年12月の群馬県高崎市生まれで両親は金融機関に勤務するという生粋の金融一家で育ちました。
その後東京大学を卒業し、当時の大蔵省(現在の財務省)の官僚としてキャリアをスタートさせたのです。
そして当時問題となっていた銀行の不良債権処理などを経験しながら順調にキャリアを重ねていきました。
これだけでも経歴は十分なのですが、国費でハーバード大学のロースクール(修士課程)を修了し、大蔵省の活動の一環としてイギリスの財務省に出向するという華々しい経歴を持っていたものの2009年に財務省を退官しました。
通常であれば財務省の幹部になるような人物と言っても過言ではありませんが、なぜ起業し、しかも日本で誰も行ったことがないロボアドバイザーと言うサービスを立ち上げたのかという疑問も出てくる人物でもあります。
さらに柴山氏はそれだけに終わらず、フランス経営大学院(アッシュ・ウ・セ・パリ、欧州最高の経営大学院の一つ)が運営に関わる留学生のためのビジネススクールであるINSEAD(インシアード)に留学します。
そこで学んだことや財務省での実績によってアメリカ合衆国に本社を置く大手コンサルティング企業のマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社します。
ここでビジネスの現場を十分に経験し、2015年ウェルスナビ株式会社を設立し、現在に至ります。
このように日米欧の最高の教育を受けつつ、ビジネスや行政の最前線で活躍してきた人物がウェルスナビの柴山氏なのです。

柴山氏がロボアドバイザー【ウェルスナビ】を創業するきっかけとなったものは

柴山氏がこれだけの経歴を持ちながら、なぜ日本の、しかも今までにないようなビジネスに挑戦しようと考えたのでしょうか。
それは柴山氏がマッキンゼーに勤務していた時期に経験したアメリカ人義父母の金融資産を知ったことがきっかけです。
クリスマス休暇に妻の実家へ帰ったとき、マッキンゼーに勤務していたため義母からその知識を見込まれて資産運用についての相談を受けました。
その際に知ったことは義父母はプライベートバンクに金融資産を預けていたのです。
これは端的に言えば富裕層の顧客を対象に資産運用を行う金融機関のことで、一般人が利用できるものではありません。
当時は日本円にして最低でも3~5億円の資産が必要と言われるものでした。
しかも、金融とは無縁の義父母の資産のポートフォリオは仕事で機関投資家の運用をサポートしていた身からしても文句の付けようがない中身となっていたことに2度驚いたのです。
義父母は公務員と石油会社勤務と言う一般より多少裕福な程度だった収入でありながら、若い頃から余裕資金をすべて積み立て、世界中の株式や債券に分散投資し30年かけて運用していたら億単位の資産になっていたということです。
日本にいる柴山氏の両親の資産はその1/10程度、しかも金融機関に金融のプロフェッショナルであるはずなのですが、この差に愕然としました。
経歴だけで見れば日米の二つの家族はそう変わるものではありません。
むしろ、金融に長く身を置いた両親の方が知識的にも上なはずなのに大変な差がついていたのです。
この時一般人でも世界水準の資産運用ができるサービスが日本にあればと考えたことから、資産運用を身近に利用できるサービスを展開しようと決意しました。
これが柴山氏がウェルスナビを創業したきっかけです。
こういったコンセプトのため、金融知識のない一般の方であってもウェルスナビを利用すれば気軽に本格的な資産運用ができるというメリットがあります。

ロボアドバイザー【ウェルスナビ】と柴山氏の関係

ウェルスナビと柴山氏の関係ですが、CEOと言う肩書、創業者と言う肩書以外にも様々な関係があると言えます。
それはウェルスナビのフロントマンであり、宣伝を行う広報でもあるという関係です。
フロントマンと言うのは企業のトップでありながら、様々なセミナーに顔を出し、必要であれば講師も買って出るというスタイルで企業の経営だけを考えて活動するのではなく、個人投資の啓もう活動を行っているのです。
これは間接的に見ればウェルスナビの利用者を増やすための手段でもありますが、個人投資の世界を広げるための行動でもあります。
広報でもあります。
ウェルスナビのロボアドバイザーの運用成績をアピールするために自分の資産をウェルスナビで運用し、その実績を公開しているのです。
20ヶ月以上運用を行い、これまで累積で400万円以上投資してきました。
そして、すでに円建て(ウェルスナビは海外のETFを購入しているため日本円に直す必要がある)で+15%以上の資産を増やしています。
年率換算にして+9%と言うかなり優秀な利回りとなっています。
運用方法は毎月3万円の自動積立からはじめ、4カ月後に5万円に増額し、運用開始から10カ月後には8万円に増額し、更に少額の投資ができるマメタスも追加しました。
そしてリスク許容度も世界経済の安定を見込んでリスク許容度2から5に引き上げました。
これは数字が大きいほどリスク許容度が高くなるためややハイリスクになります。
このようにかなり攻めた運用や積立金額を増やすなどしているため通常よりもややアピール目的となった運用ですが、通常の投資信託などに比べるとかなり高い水準での運用成績になっています。
このように、ただ経営するのではなくかなり前面に出た活動をしているのが柴山氏とウェルスナビの関係です。

ウェルスナビの今後を柴山氏はどう考える

ウェルスナビの今後を柴山氏はどう考えるのでしょうか。
これはウェルスナビの将来を知る上で重要なことです。
一言いうと、誰もが安心して利用できる金融インフラになることを目指しています。
そのために長期の積み立てを行う分散投資による資産運用を日本に普及させることを目的としているのです。
そういった目的が柴山氏本人が講師をしたり、自分の運用成績を公開すると言った前面に出た行動をかき立てているといえます。

ウェルスナビと柴山氏、国内ロボアドバイザー業界の行方

ウェルスナビと柴山氏はロボアドバイザーの得意とする長期の積み立て運用を普及させようとしています。
これは必ずしも自分の会社だけで成し遂げようとしているものではなく、ウェルスナビ以外の様々な企業に自社のロボアドバイザーの提供を行っています。
金融機関であれば、住信SBIネット銀行、イオン銀行、ソニー銀行、そして地方銀行の横浜銀行にも提供しているのです。
更に証券会社やJAL、ANAと言った航空会社だけでなく、東急や小田急と言った鉄道会社にまで提供を行っています。
このように金融と言う枠にとらわれずフィンテック企業として業界の垣根を超え様々な企業でウェルスナビが利用できるようにすることで、より身近な投資、金融を目指しているのがウェルスナビと柴山氏の行方と言えるのではないでしょうか。
もともとキャリア官僚としてスタートした柴山氏がマッキンゼーを経験し、更に日米欧の高い教育を受けて、日本に新しい投資の概念を広め、そして普及させていこうとしているのです。
今後もウェルスナビとその創業者で経営トップである柴山氏の行動に目が離せません。


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