みずほ銀行の提供するロボアドバイザーについて
Contents
みずほ銀行の提供するロボアドバイザー「SMART FOLIO」
現在では多くの業者がロボアドバイザーを提供しています。そんな中、ロボアドバイザー「SMART FOLIO(スマートフォリオ)」を提供しているのがメガバンクのみずほ銀行です。
投資を検討している人に対するサービスであり、SMART FOLIOでもって投資信託の提案を行っています。年代や性別、投資経験、投資意向などの質問に答えるだけで、利用者に適した資産配分や投資信託が提示されます。SMART FOLIOを利用することによって、資産配分の決定や投資信託の選択ができます。
投資初心者にとって一番難しいのが、資金を株式や債券などにどのような割合で配分すれば良いのか、またどのような商品が自分の投資意向に即したものなのかを見極めることです。それを、無料で診断してもらえるのがみずほ銀行のSMART FOLIOです。
みずほ銀行のロボアドバイザー「SMART FOLIO」の利用方法
SMART FOLIOの利用は以下の手順で行います。みずほ銀行に口座が無くても利用できるため、参考のために使うことも可能です。なお、SMART FOLIOには体験版と会員版の2種類があり、会員版だと様々なサポートを受けられます。
- みずほ銀行の公式サイトにアクセスし、「個人のお客さま」→「商品・サービス」→「投資信託」→「ロボアドバイザーSMART FOLIO」の順にページを開きます。
- 「SMART FOLIOを体験」をクリックします。
- 「毎月のお給料からコツコツ積立投資」と「お手元の預貯金から時期を見て一括購入」の2つのボタンが表示されます。「積立投資」の方をクリックします。
- 使用上の注意事項の説明が出るので、確認後「同意して進む」をクリックします。
- SMART FOLIOのトップ画面が表示されます。画面の下にある「スタート」をクリックします。
ここから診断が始まります。診断の流れは「リスク許容度診断」→「資産配分モデル」→「投資プラン決定」→「具体的な投資信託」の順になります。 - 「リスク許容度診断」のページが表示され、以下の6つの質問があります。リスク許容度とは、資産運用における値動きに対して受け入れられる水準のことです。
1)年齢
2)一番重視する資産運用の目的
3)現在の年収
4)資産運用における知識
5)20%の損失が発生した場合の対応
6)100万円を1年間投資した場合の運用ケースの希望
このページで「老後資金として〇〇歳時点で〇〇万円貯める」といった投資目標を設定します。各項目に回答したら、「あなたの資産配分モデルを確認する」をクリックします。 - 質問の回答から導き出されたリスク許容度に即した資産配分モデルが表示されます。
リスク許容度は「低リスク」、「中リスク」、「高リスク」の3つがあり、全部で9段階に分かれています。なお、SMART FOLIOから提示されたリスク許容度は任意に変更することができます。リスクのレベルを高めるごとに、資産配分の円グラフにおける債権の比率が下がって株式の比率が大きくなります。また、画面の下部には提示された資産配分モデルで運用した場合の、過去10年の結果と、未来10年のシミュレーションが表示されています。グラフにポインターを当てると、各年月における資産額が確認できます。さらに、下に行くと世界地図が表示されており、投資した国別の資産配分が確認できます。
- 資産配分モデルが確認できたら、「このモデルをもとに投資プランを設定する」をクリックします。
- 「投資プラン設定」の画面が表示されます。
投資プランの金額が表示されているので、投資する金額を設定します。なお、デフォルト(初期設定)で投資プランに適した金額が入力されており、変更したい場合は希望の金額を入力します。「シミュレーショングラフを見る」をクリックします。 - 「将来シミュレーショングラフ」が表示されます。
設定した投資金額で運用した場合の投資ゴール時の資産がグラフで表されています。確認できたら、「プランを決定する」をクリックします。 - 「具体的な投資信託を選択」の画面が表示されます。
画面に、「おまかせバランス型」と「低コストインデックス型」のボタンがあります。どちらかを選択できるようになっています。
・おまかせバランス型
診断されたリスク許容度に応じた「バランス型投資信託」で運用されます。1本の投資信託に複数の資産を組み合わさせた分散投資ができます。
・低コストインデックス型
「インデックス型投資信託」を対象資産ごとに組み合わせます。金融商品の指数に連動するわかりやすさと、低コストが特徴です。投資信託を1本だけで運用したい場合はバランス型、ファンド数が多くなっても手数料を安く抑えたい場合はインデックス型が適しています。デフォルトはおまかせバランス型になっています。
おまかせバランス型と低コストインデックス型のそれぞれに、「資産配分モデルとの一致度」、「月間の積立額」、「提案商品の一覧(国内外の債券・株式・REIT)」が記載されています。
- 最後に、このプランで実際に投資したい場合は「各種口座を開設する」、結果だけを参考にしたい場合は「結果をメール送信する」を選択します。
みずほ銀行のロボアドバイザー「SMART FOLIO」はアドバイス型
ロボアドバイザーには資産配分や投資商品の提案など、アドバイスだけを行う「アドバイス型」と、購入や自動積立などの投資全てを行う「投資一任型」の2種類があります。
SMART FOLIOはアドバイス型になっています。従って、投資商品の購入や積立は自分で行わなくてはなりませんが、投資一任型のような手数料はかからず、コストは信託報酬だけです。また、非課税というメリットを得られるNISAを利用できます。さらに、運用口座が「源泉徴収ありの特定口座」なら、投資において運用益が出ても確定申告を自分でする必要がありません。
みずほ銀行のロボアドバイザー「SMART FOLIO」のメリット
SMART FOLIOをみずほ銀行で運用するメリットとして以下が挙げられます。
- 投資信託の一括購入
みずほ銀行の口座保有者はインターネットの「みずほダイレクト」に登録していると、SMART FOLIOが提案した資産配分通りに投資信託を一括で購入できます。 - リバランスの提案
定期的に資産配分のズレを直す提案をしてくれます。例えば、株式50%、債券50%で運用していたとします。ところが、投資の運用中における値動きなどによって銘柄ごとに利益や損失が発生します。この利益や損失を修正しないと、いつのまにか株式75%、債券25%といったような資産配分比率にズレが生じます。SMART FOLIOではこのようなズレの調整を提案してもらえます。 - 保険商品の提案
リスク許容度や希望する保障内容に基づいた保険商品の提案もしてもらえます。 - スマホで管理
SMART FOLIOにはスマホ用のWEBサイトが備わっています。スマホ用のサイトを利用すれば、スマホだけで全ての申込が完了します。 - サポート体制の完備
保有する投資信託の評価額や、設定した投資プランの進捗率などを一覧で表示する「ダッシュボード」機能が備わっています。また、投資プランの進捗状況に合わせたメンテナンスの提案をメールで配信されます。なお、SMART FOLIOに関しては、全国にあるみずほ銀行の店頭で気軽に確認ができます。
ロボアドバイザー・ラボとは|About the Author
-
ロボアドバイザー情報専門メディア、ロボアドバイザー・ラボ。
ロボアドバイザーに関する専門情報をお届けします。
【メディア掲載】(※一部。順不同。)
・財経新聞
・朝日新聞デジタル
・SANSPO.COM
・SankeiBiz
・Mapionニュース
・楽天Infoseekニュース
・エキサイトニュース
・BIGLOBEニュース
・@nifty ビジネス
最新の投稿
- 2021.03.05ロボアドバイザー全般投資一任型ロボアドバイザー&助言型ロボアドバイザー、それぞれのメリット&デメリットを一覧で解説
- 2021.03.01ロボアドバイザー全般【ロボアドバイザーと積立NISA】それぞれのメリット&デメリット、向き・不向きを徹底解説
- 2020.09.26ロボアドバイザー全般融資型クラウドファンディングでの注意点
- 2020.04.21ロボアドバイザー全般ロボアドバイザーと確定申告