ロボアドバイザーと「金利」

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ロボアドバイザーをやる前に知っておきたい金利の仕組み~そもそも金利って?~

ロボアドバイザーによる投資を進めるとロボットが全部やってくれるから自分は何も考えなくて良いし、そもそも勉強を一切する必要がないと考えている人がいます。たしかにロボットのアドバイスに従って運用を鵜呑みにしてやっていくことは出来ますし、今では一任型といって投資のアドバイスだけでなく運用を実際にやってくれる優れものまで出てきています。

しかし、そんな状況でも投資とはそもそもどういった仕組みで成り立っているのかを理解する事には大いに意味があります。なぜならその仕組みが分かれば納得した上でロボットの提案を受け取る事が出来るので精神衛生上良いからです。

そして、投資をする以上これだけは覚えておいて欲しいというキーワードの1つが今回のテーマである「金利」です。

金利とはお金の貸借をした際に発生する利用料のようなものと思っておけば大丈夫です。基本的には年率で示されているので年利3%のような記され方が一般的です。例えば、年利3%で100万円を預けていたとすると3万円が利息として入ってくるというわけです。

ロボアドバイザーをやる前に知っておきたい金利の仕組み~なぜ金利が重要なのか~

金利に関して概要は分かったと思いますが、なぜ金利が大切な要素になるのでしょうか。そこで金利がどのように決まるのかについて説明していきます。実は明確にこういう場合に金利はいくつという計算式があるわけではありません。

一般的に借主の信用度に応じて金利は変化します。信用度が低ければ金利は高くなり、信用度が高ければ金利は低くなります。イメージとして分かりやすいのは消費者金融です。多くの消費者金融は金利設定の限界である20%を設定していますが、個人にお金を貸すというのは基本的にものすごくリスクが高いという事を意味します。それを理解せずにすぐにお金が借りられると飛びつき自己破産してしまう人が多いのも事実です。今回の本題からはそれますが、そういったお金の使い方は避けたいものです。

また国の信用や経済の影響も受けます。国の信用に関しては先ほどの例と同じように考えることが出来ます。世界で最も影響力の強い国はどこかと言えば8割方アメリカという答えが返ってくるでしょう。アメリカは信用がある国なので基軸通貨であるドルを持っている人は世界最大の信頼がある通貨を手にしている事になるわけです。

為替は常に変化をするわけですが、例えばアメリカで戦争が勃発するなど緊急事態が起きるとアメリカの信用度が下がります。すると金利が高くなるわけですが国同士のやり取りをする時は相手の国の通貨と自国の通貨の比較になります。

つまり円と比較をするならば相対的に円の価値が高くなり円高ドル安となるわけです。これが企業であればその企業の信用度を表すのが金利です。

ロボアドバイザーをやる前に知っておきたい金利の仕組み~金利が高いとはどういうこと?~

ここまで読み進めた方であれば簡単すぎる質問かもしれませんが、金利が高いという事は企業で考えるとその企業の信頼度は高い事になるか低い事になるかどうなるでしょう。答えは低い事になります。ただし、これは逆の立場でお金を貸す側になる事を考えたときには利息として返ってくるお金が増える事を意味します。

例えば、年利5%の投資先と年利3%の投資先があれば当然ですが、年利5%の投資先に投資をした方が返ってくる金額は大きくなります。しかし、金利が高いすなわちリスクが高いということは貸し倒れのリスクがある事を意味します。どういう事かというと、貸したお金が返ってこないという状況です。

当然ですが、投資先の企業が倒産すればあなたが持つその企業の株は一円の価値もなくなります。信用度が0の状態です。これがいわゆるハイリスク・ハイリターンと呼ばれるものです。逆に倒産するリスクはないだろうというような投資先はそれだけリターンも少ないローリスク・ローリターンになるわけです。

最もリスクがないのは預金でしょうが、絶対にお金がなくなるリスクが無い代わりに現状では1%にも満たないようなものが平気で乱立します。

ロボアドバイザーをやる前に知っておきたい金利の仕組み~ロボアドバイザーはリスクヘッジのプロ~

では、投資をするとなった時にはローリスク・ローリターンかハイリスク・ハイリターンの2つしか選択肢が無いのかといわれるとそういうわけではありません。確かに原則はそうなのですが、極力リスクを抑えた上で高いリターンを狙う手法に分散投資というものがあります。

これは世界中のあらゆる投資先に元手となる資産をいくつかに分けて分散をすることでリスクをなるべく抑える形で投資をする手法です。1箇所に投資を集中させれば大きく勝てるが大きく負ける可能性がある投資家、絶対に負けないが買ったとしても利益がスズメの涙程度にならざるを得ないですが、投資先を分散させることで良いとこ取りが出来るわけです。

そして、ロボアドバイザーはこの分散投資をする上で非常に強みを発揮します。なぜならこれまでの投資データから分析を行いあらゆるパターンの中からよりリスクが無い方法を割り出すことが容易だからです。どのくらいまでなら自分はリスクをとっても良いかをキチンと定めて上でそのリスクの中で最も高いリターンを得られるであろう投資先を選び出してくれます。

世の中には投資信託という多くの人から資金を集めて大量の資金がないと運用出来ないような良い案件の株を運用して利益を配分する仕組みをとっている会社があります。そこでは機関投資家というプロの投資家が運用をしているわけです。彼らは長年の経験を基に投資先を選定するわけですが、単に過去のデータを元にした分析力で言ったらロボットには絶対に叶いません。しかもロボアドバイザーは手軽な手数料もはじめられる利点もありますので少ない手数料で良質なアドバイスを受けられると思えば非常に割りの良い投資先です。

ロボアドバイザーをやる前に知っておきたい金利の仕組み~自分がどこまでのリスクを背負えるかを考える~

ロボアドバイザーは確かにすばらしい投資先なのですが、1つだけ絶対に決められない事があります。それがどこまでのリスクを背負うのかを決める事です。これは運用者本人にしか決める事が出来ません。その人の年齢・職業・結婚感・住居などあらゆる要素を考慮して最終的には自己判断が必要です。

そのためには本質的には自分が将来に老後も含めてどういった生活をしたいかを彫り下げる必要があります。それさえ出来ればいくらの資産が必要かが炙り出せますからそのうち、いつまでにどのように資産を生み出すかを決めることでどのくらい投資で稼ぎたいかを決める事が出来ます。すると後は自分が想定している投資年数とどのくらいの金額を投資出来るかを設定してとるべきリスクを算出することが出来ます。その中で最もリターンが高いことを想定できる投資先に投資をコツコツしていくことでリスクに見合ったリターンを得ることが出来るわけです。

ここまでの説明を読んだ方はもうお分かりかと思いますが、決してロボアドバイザーに投資を任せるといっても全く勉強をする必要がない事はないとお分かりいただけたかと思います。自分の人生ですから自分が納得するまで勉強して、より良いロボアドバイザー投資をしていきましょう。

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