アドバイス型のロボアドバイザー・VESTAについて

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アドバイス型のロボアドバイザー・VESTAの特徴

資産運用というと株式投資や投資信託が思い浮かびますが、投資において足踏みする人が多いのは、バブル崩壊やリーマンショックのような相場の暴落が発生して大きな損失を被ることがあるです。

アドバイス型のロボアドバイザーの一つに「VESTA」がありますが、VESTAを利用すると、この暴落による損失リスクを削減できます。VESTAは大量のデータを基に、相場の暴落の予兆を察知する独自のクライシスマネジメント(危機管理)のアルゴリズム(分析手段)が確立されています。仮に、暴落の予兆が生じると、アラート機能でもって利用者に知らせてくれます。投資である限り、100%確実というわけにはいきませんが、利用者はリスクを減少させることが可能になります。

それと、VESTAは毎月1回、投資のアドバイスがもらえます。

アドバイス型のロボアドバイザー・VESTAとは

VESTAはGood Moneygerという会社が2016年12月から提供しているロボアドバイザーのサービスです。Good Moneygerは金融サービスを専門に行っている会社で、VESTAの他、金融に関するWEBメディアの運営や、金融に関する学習ゲームなどの開発を手掛けています。

VESTAは「投資一任型」のロボアドバイザーではなく、「アドバイス型」のロボアドバイザーです。従って、投資商品の売買やリバランス(資産配分の調整)などは行いません。

VESTAが行うのはポートフォリオ(資産配分)の提案です。そのポートフォリオは利用者に提出した質問への回答を基にリスク許容度を診断し、リスク許容度に即して作成されます。そして、ポートフォリオに基づいて資金を運用するのは利用者自身となります。利用者が運用するため、投資一任型のロボアドバイザーとは違い、使用手数料が無料というメリットを得られます。


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アドバイス型のロボアドバイザー・VESTAの利用方法

VESTAを利用するには、始めにメールアドレスかFacebookのアカウントを使って登録を完了させ、続いて提携先の楽天証券の口座を開設することが必要です。楽天証券の口座開設の申込はVESTAのサイトからできます。郵送されてくる書類に必要事項を記入し、楽天証券に返送すると、口座の開設が完了します。ちなみに、「源泉徴収ありの特定口座」を開設すれば、確定申告を行う必要が無くなります。

なお、VESTAでの投資に関しては、通常の楽天証券の口座を利用することはできません。楽天証券のIFA口座に変更する必要があります。IFAというのはインディペンデント・ファイナンシャル・アドバイザーの略で、独立系のファイナンシャル・アドバイザーを利用した投資用の口座のことです。そして、楽天証券の口座に20万円以上を入金するとVESTAを開始できます。

VESTAにおけるポートフォリオの作成では、利用者に投資方針や投資目的、投資経験など、7つの質問が出されます。質問内容は他のロボアドバイザーと比べると、若干細かく設定されています。利用者が回答すると、VESTAがポートフォリオを作成し、提案します。なお、VESTAから提案されたポートフォリオの商品構成で投資した場合に、結果がどうなるかを確認できるシミュレーション機能が備わっています。

VESTAから提案されるポートフォリオはノーロードのインデックス投資信託になっています。3,000本以上の投資信託を分析し、利用者のリスク許容度や投資意向にとって最適と判断された投資信託が提案されます。ポートフォリオの内容は債権ファンドが基本とされており、市場の動向によって株式ファンドやREITが投資対象に加わります。商品構成としては、相場下落によるダメージをできるだけ抑えるように組み合わされています。また、おススメの投資信託は状況に即して変更され、買い替えの案内がメッセージで表示されます。

ちなみに、ノーロードというのは無料という意味であり、投資信託を無料で購入できるということです。インデックス投資信託とは、東証株価指数やTOPIXなど、市場平均と同じ動きをする指数に連動する運用を目指す投資信託のことです。

提案された投資信託は楽天証券で購入しますが、VESTAのページからそのまま一括で購入が可能なため、余計な手間がかかりません。

アドバイス型のロボアドバイザー・VESTAのお助けサービス

VESTAには利用者の投資判断をフォローするサービスがあります。毎月10日に、AIによるデータ分析が案内されたり、プロの投資家による相場解析に基づいた対策が確認できたりします。この対策はかなり具体的に示されており、今後の運用の参考になります。そして、相場の流れから暴落が予測される予兆が出た場合はアラートで連絡されます。また、WEBサイト上に、疑問や質問のやり取りのできるチャット機能が備わっています。

アドバイス型のロボアドバイザー・VESTAのデメリット

VESTAのデメリットとして、以下のことが挙げられます。

  1. 最低投資金額が20万円
    VESTAは楽天証券の口座に20万円以上を入金しないと利用できません。例えば、同じアドバイスだけを行うロボアドバイザーの松井証券の「投信工房」は100円から投資を行えます。また、投資一任型の代表的ロボアドバイザーの「WealthNavi」でさえ、最低投資金額は10万円です。20万円以上の投資金額というのはちょっと荷が重いです。
  2. 楽天証券独自のロボアドバイザー
    VESTAは楽天証券の口座を使って投資を行いますが、楽天証券には「ロボのぶくん」というVESTA同様のアドバイス型のロボアドバイザーがあります。さらに、楽天証券には「楽ラップ」という投資一任型のロボアドバイザーもあります。VESTAで口座開設するよりも、楽天証券のロボアドバイザーに直接契約をした方がキャンペーンなどを利用できるというメリットもあります。
  3. 積立投資が不可
    VESTAは積立投資に対するサービスがありません。積立投資とは毎月一定の金額を投資に回すものです。積立投資を行うことにより、相場状況に一喜一憂せず、機械的に投資を実行することができます。また、積立金でポートフォリオのリバランスが可能になります。長い期間運用していると、どうしても相場の変動などによって所有している投資商品の資産割合にズレが生じてきます。積立投資ができれば、毎月購入する投資商品でバランスの調整が図れます。

さらに、積立投資は毎月同額を投資するため、価格の高い商品は少なく、安い商品は多く購入することになります。つまり、ドルコスト平均法によって所有商品の一品単価を安くでき、相場の下落に対するリスクが軽減されます。

VESTAは積立投資を自動的に行える機能や積立投資の提案をしてくれる機能の無いのが、最大のデメリットになっています。

アドバイス型のロボアドバイザー・VESTAに適した人

VESTAの投資に適した人というのは、以下などに該当する人です。

  • 投資に対して興味を抱いており、自分で運用してみたいという意思を持っている。
  • 投資経験が無いため、数多くの投資商品の中から自分に適した商品を選択することができない。
  • ポートフォリオの提案だけでは不安なため、定期的にアドバイスを受けたい。
  • 利益はできるだけ確保したいので、投資の利益が非課税になるNISAを利用したい。
  • 投資とはいえ、相場の暴落などで資金を大幅に喪失するのは防止したい。

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