ロボアドバイザーとau

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ロボアドバイザーはauでも提供されている

ロボアドバイザーと言うと一部のフィンテック企業のサービスと思われがちですが、実は通信大手のKDDIが運営するauのじぶん銀行でもロボアドバイザーが行われています。しかも多くの銀行が提供しているようなアドバイス型ではなく、自らが預かった現金を目的に合わせた分散投資によって運用を行う一任型を提供しているのです。今回、このauが提供するロボアドバイザーについて説明します。
まず、auのロボアドバイザーは系列のじぶん銀行が提供しています。このじぶん銀行について少し紹介すると、KDDIと日本のメガバンクである三菱UFJ銀行が共同出資(KDDIがメイン)するネット専門の銀行です。ネット銀行という形をとり、実店舗は本店のみでフィンテックを利用した新しい銀行です。auユーザーを優遇したカードローンau限定割と言ったサービスを展開していますが、基本的にキャリアのユーザーに関係なく、あるいはPCユーザーなどに対しても広く門戸を開いている金融機関です。
このじぶん銀行が提供しているロボアドバイザーがWealthNavi for じぶん銀行というサービスになります。じぶん銀行がロボアドバイザーの大手WealthNavi(以下、ウェルスナビ)に委託しているスタイルではありますが、auのじぶん銀行向けのサービスを行っているのが特徴です。
次の項目ではWealthNavi for じぶん銀行の委託先であるウェルスナビについてどんな企業なのかをお話ししていきます。


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ロボアドバイザーをauに提供するウェルスナビとは?

ウェルスナビはロボアドバイザーと呼ばれるロボット(自動で動くプログラムのこと)を活用して、投資や資産運用を自動で行うサービスを提供している企業です。
従来は専門家が各個人の資産に合わせてポートフォリオ(資産の分散比率)を作成し、それに合わせて投資を行い、状況に応じてその比率を調整するサービスを提供していた投資信託を自動で行っています。
歴史は浅く2015年4月に設立されたばかりですが、日本のロボアドバイザーの草分け的な存在として現在も活躍している企業です。このロボアドバイザーが行う分散投資はいくつかの投資信託に見られるような株式や債券に限られた分散ではなく、国内外のあらゆる株式や債券はもちろんのこと、不動産の他、地金と言った資源にも投資を行います。
年齡や年収、金融資産保有額、毎月の積立額、投資目的、急落時の対応といった項目を入力するだけで投資者のリスク許容度を判断し自分に合ったポートフォリオを作成した上で運用を行うという手軽さがあり、auが採用しているロボアドバイザーに関してもその手軽さは十分生かされています。
このウェルスナビ自体はじぶん銀行以外にも様々な金融機関や証券会社と連携しており、SBI証券や住信SBIネット銀行、ソニー銀行、イオン銀行と言ったところからも利用できるようになっています。ただし、それぞれの条件は若干違っており、じぶん銀行でウェルスナビを利用するメリットについても後でお話ししていきます。

ロボアドバイザーをauのじぶん銀行で運用するメリット

WealthNavi for じぶん銀行というauが提供するロボアドバイザーは通常のウェルスナビとの違いとして、じぶん銀行をメイン口座としてウェルスナビの運用を行うという仕組みになっているということです。通常版は様々な銀行、メガバンクや地方銀行とも連携できますが、auのロボアドバイザーはじぶん銀行に最適化されています。さらにウェルスナビのメリットである自動運用、分散投資、シミュレーション、手数料の安さ、自動税金最適化サービス、スマホとの親和性の高さと言ったメリットが享受できます。
自動運用は一任型のロボアドバイザーとして積み立て金や資金を入金していくだけで自動で資産運用を行い、資産の分散投資も自分に合った比率に設定され状況に応じてリバランスを行ってくれます。これは従来専門家に高額な報酬を支払って行っていたサービスを安価に行えるものです。
分散投資も行っています。投資信託の一部商品は株式のみを分散投資しているケースもありますが、auのロボアドバイザーはウェルスナビ同様様々な資産に分散投資を行っているため、どこかの資産が暴落した時であっても他の資産でカバーし、元本割れのリスクを最小限に抑えてくれます。
また、アドバイス型の機能にも含まれるシミュレーション機能も搭載しており、自分の資産の見通しの目安を知ることができます。これでじぶん銀行の口座から入金していく資産の見通しが立てられるのです。
手数料の安さもメリットです。全資産の1%が年間手数料となり、3,000万円を超えるものは0.5%になります。これは従来のアクティブ型投資信託に比べてかなり安くauのロボアドバイザーもウェルスナビと同様の比率となっています。
自動税金最適化サービスも搭載されています。ロボアドバイザーは現状NISAと異なり非課税の恩恵が得られません。そのため税金がかかるのですが、運用した利益があまりに出過ぎると税金額も高額になります。そういった状況を回避し、税引き後の利益が最大出るようにするため、DeTAXと呼ばれる最適化サービスによって、税金額を最小限にして税引き後の利益が最大になるような運用を行ってくれます。
スマホアプリも提供されているというのはメリットです。auはスマホの通信業者でもありますから、スマホアプリとしても親和性が高く、手元で運用状況をチェックできるというメリットがあります。
この他2段階認証のセキュリティ設定やすでに数年以上もの運用実績があるという点もメリットとして挙げることができます。
このようにウェルスナビというロボアドバイザーの国内最大手のサービスを利用することでauのロボアドバイザーは多くのメリットがあるのです。

ロボアドバイザーをauのじぶん銀行で運用する注意点

じぶん銀行でウェルスナビで利用するデメリットとしてじぶん銀行以外の違う銀行口座へ資産を移そうとしたとき、一度ロボアドバイザーの運用を止めるなど手間がかかります。それが特有のデメリットで、他の金融機関と連携しているウェルスナビの各サービスと共通した注意点です。
この他、どんな投資もそうですが元本保証はないという点やリスク低減のため、極端な利益を上げることができないという点、そしてNISAが利用できないと言った点があります。
極端な利益を上げることができないという点に関しては分散投資を重視しているため、どこかでたくさんの利益が出ても別の資産価値の低下でその利益が削られます。そのため株式一本のような短期間で資産が倍々になるということはありません。ただ、そういった短期間で利益を出す取引はリスクが大きく、資産を多く失う危険を持っているため将来の積み立て資産の運用としては適しているという見方もできます。
NISAが利用できないのもデメリットです。非課税ではないため利益が出たあと、手数料を引かれ、更に税金が引かれます。そのため利益がやや下がるということです。それを考えても運用益から十分収益を上げることが可能と言えます。

ロボアドバイザーはauでも気軽に利用できる点が魅力

ロボアドバイザーはauでも気軽に利用できる点が魅力です。とくにスマホでも利用できることからauとの親和性も高く、しかもウェルスナビはこの分野の第一人者的なポジションです。そのウェルスナビと連携しているauのロボアドバイザーはメリットが多く魅力的なサービスと言えるのではないでしょうか。

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