ロボアドバイザーを始めるなら、いつから?

当サイトはPRを含みます。

ロボアドバイザーはいつから始める

近年は、年金に対する将来的な不安定要素が拡大したことから、投資による資産形成を目指す人が増加しています。ただ、よほどの高給取りでもない限り、一般的なサラリーマンが投資を経験しているということは滅多にありません。

しかも、投資となれば資産形成どころか、資産を消失させる可能性もあります。そんな投資経験の無いサラリーマンに適した投資方法があり、それが「ロボアドバイザー」です。ロボアドバイザーなら、利用者に代わって「AI」が自動的に最適な投資商品を選択し、最適な運用をしてくれます。従って、投資未経験者でも安心して投資ができます。

ただ、ロボアドバイザーで投資するにしても、いつから始めたら良いのか分からないというのが本音です。

ロボアドバイザーをいつから始めるか悩んだ時の開始時期

ロボアドバイザーを始めるのに適した時期としては以下が挙げられます。

1.ロボアドバイザーの業績が下落した時

ロボアドバイザーにおける資産運用は海外ETFによる国際分散投資になっています。先進国や新興国など、全世界の企業の株式や債券、不動産、金などに分散して投資するため、リスクの少ない安定した資産運用が望めます。日本の経済は鈍化していますが、世界には成長を続けている国が少なくありません。実際に、10年、20年の長期スパンで見ると、ロボアドバイザーは確実に5%の利回りを得られています。

ただ、世界経済においても常に安定成長を続けているわけではなく、2国間の貿易摩擦や大国の経済政策などで景気の下向く時があります。例えば、近年の米中の貿易摩擦では5%以上の下落が起きています。実は、このような世界経済の大幅な下落時がロボアドバイザーの「始め時」になります。

世界経済を長期的に見ると右肩上がりになっており、世界的な経済危機に見舞われたあのリーマンショックでさえ、数年後にはリーマンショック前より経済水準が高くなっています。つまり、金融不安によって投資商品の価格が下落している時にロボアドバイザーを始めれば、価格の下がっている分だけより多くの利益が望めることになります。短期的にはマイナスになることがあるかもしれませんが、長期的には高い利益率が期待できます。

なお、ロボアドバイザーは長い年数の投資を前提としており、一時的なマイナス業績の際に慌てて処分すると今までの投資が無駄になります。ロボアドバイザーのデータにおいても短期的な業績悪化は起こりますが、最終的には確実な利益が確保されています。ロボアドバイザーのAIの良いところは、人間に起こりがちな恐怖感による拙速な処理をしないことです。

ちなみに、相場の暴落の影響を抑制する手段となっているのが「積立投資」です。ロボアドバイザーには、毎月自動的に一定額を投資に回す積立投資の機能が備わっています。

積立投資には以下の2つのメリットがあります。

  1. ドルコスト平均法による商品の平均単価の低価格化
    毎月、一定の金額でもって投資商品を購入するため、投資商品の価格が高ければ購入量が減り、価格が安ければ購入量が増えます。従って、積立投資を継続すると保有商品の平均単価が低くなり、相場の暴落の影響を削減することができます。

    また、ロボアドバイザーは海外ETFで資産を運用するため、円とドルの為替価格の変動が業績に影響します。積立投資をすることによって円高の時は多くの商品を購入し、円安の時は少ない商品を購入することになるため、為替価格の平均化も図れます。

  2. 継続的な積み増し
    ロボアドバイザーは長期間運用することで多額の利益を確保できます。また、一時的な業績の悪化はあったとしても長期的には必ず持ち直しています。つまり、継続的な投資が良い結果をもたらします。ところが、人間はどうしても感情の動物であるため、不安になると投資をやめたり、中止したりしがちです。その点、積立投資なら感情に左右されずに投資額を増やすことができます。

2.ロボアドバイザーのキャンペーンが行われる時

ロボアドバイザーは複数の企業から提供されており、企業によっては定期的にキャンペーンを催しています。以下のようなキャンペーンをきっかけとして、ロボアドバイザーを始めるのも一つの手段です。

  • ロボアドバイザー(投資一任型)の利用手数料が無料
  • 積立金額に応じたキャッシュバック

ロボアドバイザーは始めるのが早ければ早いほど、利益が膨らみます。従って、このようなお得なサービスを利用して始めるのも有効になります。ロボアドバイザーのキャンペーンは各社によって開始時期が異なりますが、一般的に以下のようなお金の流通する時に開催されがちです。

  • 新年度が開始される4月
  • ボーナスが入る7~8月や12月
  • 決算月

特に、ボーナスが支給された時というのは家庭における収支面でも余裕の出る時です。ロボアドバイザーはギャンブルではないため、継続することが最も重要です。資金計画の立てやすいボーナス受給時に始めるのも得策の一つです。


関連記事:
ロボアドバイザー徹底比較。ロボアドバイザーをやってみるべき理由&NISAとの関係も

ロボアドバイザーをいつから始めるか悩んでいる時に起こす失敗

ロボアドバイザーをいつから始めるか悩んでいる時に起こしがちな誤りに以下などのことがあります。

①ロボアドバイザーに対する知識不足での運用開始

ロボアドバイザーには「投資一任型」と「アドバイス型」の2種類があります。資金の運用をすべて任せたい場合は投資一任型、ポートフォリオ(投資商品に対する資産配分)だけを提案してもらい、運用自体は自分で行いたい場合はアドバイス型を選択します。この基本的なことを理解していないと、契約した後で後悔することになります。

特に、注意の必要なのがアドバイス型のロボアドバイザーを選択した場合です。ロボアドバイザーでは利用者の年齢や収入、投資意向、リスクに対する考え方などを確認した上で、各利用者に適したポートフォリオを構築します。ただし、長い年月投資商品を運用していると、相場の変動や経済状況の変化などで、ポートフォリオのバランスにズレが生じます。つまり、投資商品の構成における株式や債権、不動産などの割合が崩れます。

そこで、リバランス(資産配分の調整)が必要になります。仮に、ポートフォリオで提案された商品比率と現在の商品比率が大幅に異なっている場合は、商品の売却や新たな商品の購入によって、配分を調整します。アドバイス型のロボアドバイザーを選択した場合は、利用者自身でリバランスを行わなければなりません。それを知らずに運用を始めると、当初のシミュレーション通りの利益が取れなくなります。

②ロボアドバイザーにおける情報の収集不足

ロボアドバイザーは複数の企業から提供されており、それぞれ異なった特徴を持っています。どのロボアドバイザーも利用手数料は預り資産の約1.0%ということで、大きな違いは見られません。ただ、ロボアドバイザーの中には長期の運用に対する割引や、投資金額に対応した割引を行っているものがあります。

また、ロボアドバイザーの中には対象商品やサービス内容に違いの見られることが少なくありません。例えば、運用商品において、自社で取り扱っている投資信託を中心にしているロボアドバイザーがあれば、運用対象商品の幅にもロボアドバイザー同士に違いがみられます。

さらに、提供されるサービスにおいても、ロボアドバイザーの中には税金対策として、投資の利益に対する納税を繰越せる機能の搭載されているものがあります。また、ポイントが付与されたり、銀行のサービスを受けられたりするものもあります。

ロボアドバイザーに対する情報の収集を怠ると、折角のサービスが受けられなかったり、余計な費用を支払ったりすることになります。ロボアドバイザーを始める前に、十分な情報収集をすることが肝心です。

ロボアドバイザー・ラボとは|About the Author

ロボアドバイザー・ラボ
ロボアドバイザー情報専門メディア、ロボアドバイザー・ラボ。
ロボアドバイザーに関する専門情報をお届けします。

【メディア掲載】(※一部。順不同。)
・財経新聞
・朝日新聞デジタル
・SANSPO.COM
・SankeiBiz
・Mapionニュース
・楽天Infoseekニュース
・エキサイトニュース
・BIGLOBEニュース
・@nifty ビジネス