ロボアドバイザーで大損?

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ロボアドバイザーで大損するか?

ロボアドバイザーは一言で言えば、投資の手段の一つです。
預金と異なり、投資というものは必ず元本割れと言うリスクがあるということが当たり前であり、ロボアドバイザーも当然その元本割れのリスクがあるということになります。
そのため、すぐに頭をよぎるのはロボアドバイザーで大損するのかと言うイメージです。
結論を言うとロボアドバイザーで大損する可能性はあります。
しかし、その可能性は比較的低めになっているということです。
新しい投資手法から、危険性をイメージしがちで、しかも比較的安全な投資が制度の対象となるiDeCoやつみたてNISAの対応にならないということから、余り信用できないと考えがちです。
そこで今回、ロボアドバイザーで大損するのか、またロボアドバイザーで大損するとしたどういった状況で大損するのかと言うことをお話しし、大損を回避するにはどうすればいいのかと言ったことをお話ししていきます。

今回は、二つあるロボアドバイザー(アドバイス型、投資一任型)のそれぞれについて大損するのかどうかということを包括的に触れていきます。
最初にそれぞれどんなものか簡単に説明すると、アドバイス型は利用者の資産や年齢、収入を入力するとどういった投資を行って資産運用すればいいのかをアドバイスするものです。
あくまでアドバイスなのでそれ以上のことを行いませんが、企業が提供しているものであれば自社や自行の金融商品の組み合わせでアドバイスを行ってくれます。
投資一任型は、資産そのものを預かり自動で運用するというものです。
これらについてそれぞれ解説する流れでまとめていきます。

ロボアドバイザーは大損する?

ロボアドバイザーは大損します。
なぜならあくまで投資の一つなので可能性はゼロではないからです。
そうなると全ての投資は大損するという可能性を持っており、アメリカの国債のように安定したものであってもいつ何が起きて大損するかということも否定できません。
つまり、現金以外の資産にした時点で大損する可能性はあるのです。
その現金すらもインフレなどのリスクはゼロではありませんから大損する可能性があります。
こういった話題に進むと元も子もありませんが、資産とはそういったものなのです。

そういった考えで行くと現金を持っていてもロボアドバイザーを利用しての資産運用をしても大損する可能性があるということになります。
ただ、その確率を少しでも少なくすれば安全な資産運用の手段になるというわけです。
ロボアドバイザーも大損するリスクはありますが、その確率を下げることを行えば安全な投資手段になります。
その確率を下げることとして、大損する可能性はどんなものがあるのかを知ること、それを知ったうえで対策を立てることが挙げられます。
次の項目ではアドバイス型と投資一任型のそれぞれどういったケースで大損をするのかと言うパターンを紹介していきます。

ロボアドバイザーで大損するとしたら

ロボアドバイザーで大損するとしたらどういった状況が考えられるかをお話ししていきます。
アドバイス型のロボアドバイザーで大損するのケースとして、紹介された金融商品に問題がある場合、ロボアドバイザーのアドバイス自体に問題がある場合です。
紹介された金融商品に問題がある場合、アドバイス型ロボアドバイザーの提供元に問題があることが多いです。
例えば、ある金融機関が提供しているアドバイス型ロボアドバイザーでその金融機関の金融商品を積極的にすすめる仕組みになっているものがあり、そのアドバイスに従って金融商品を契約した場合です。
多くの金融商品は利回りがある程度の水準にあるものが多いのですが、他社の金融商品を自社で利用している場合手数料が二重となった金融商品を契約してしまうことがあります。
そのため、せっかく運用益を得ても高い手数料と税金でほとんど資産が増えず、あるいは運用の不調でも高い手数料が取られた分資産が減っていくというリスクがあります。
また、株式などハイリスクハイリターンの資産運用をアドバイス型ロボアドバイザーに勧められて、契約し株式が暴落して大損するということもあり得ます。
アドバイス自体に問題があることで大損する可能性もあります。
若く、収入が少ない利用者に対してロボアドバイザーによってはハイリスクな金融商品を積極的に勧めてくるケースがあり、それに従ってハイリスクな商品を契約してしまい、その結果大損するというものです。
アドバイス型ロボアドバイザー自身が大損させるわけではないのですが、その紹介する金融商品の質によって大損するリスクがあります。

投資一任型の大損は、偏った投資をしてその投資先が暴落した場合やドル建てで運用して日本円が極端な円高状態時に円に戻して大損する可能性などがあります。
投資一任型は個人によって様々な運用を行うのですが、ハイリスクな運用を行うケースがあります。
新興国の株式をほぼ一本足状態で集中投資し、その株式が暴落して大損するというケースなどが考えられます。
ここまで極端な運用をするケースはありませんが、ロボアドバイザーの会社によって様々なアルゴリズムで運用するためそういった理由で大損することがあります。
投資一任型のロボアドバイザーは資産運用のしやすさからドル建てで運用を行っているケースが少なくありません。
それが大損の原因になりかねないのです。
例えばいくらロボアドバイザーが好調で利益を出していても日本円が1ドル30円程度の時に日本円に戻したら今まで運用益や投資分が水泡に帰してしまいます。
つまり、大損します。

このようなリスクがあるのですが、未知の部分も少なくないのが新しい投資法のロボアドバイザーなので、これ以外にもシステム的な欠陥によって運用に失敗し大損するリスクなどもあります。

ロボアドバイザーで大損しないために

ここまで大損の話をすると投資する気もなくなってしまいますが、きちんと対策を立てればある程度回避することができます。
例えば、アドバイス型ロボアドバイザーであれば勧めてくる金融商品の利回りだけでなく手数料なども考えることをおすすめします。
利回りが年5%で手数料が全資産の2%という商品があったとしたら、それは利益の多くが手数料で取られる商品です。
100円投資して5円儲けたら、その2%が手数料でとられる商品なのですが、この2%は105円の2%、つまり2.1円が手数料になります。
5円から2.1円引かれて、更に税金で1円程度引かれますから、トータルで1.9円の儲けにしかなりません。
さらにプラス運用ならいいのですが、マイナスになった時でも2円近く取られ大損します。
そのため手数料にも注意して商品を選ぶ必要があります。

投資一任型のロボアドバイザーの場合はリスク許容度を低めに設定したリ手数料を確認するほか、そのロボアドバイザーがどんなものに投資しているのか知る必要があります。
個別の株式に投資しているのであれば大損リスクの高いロボアドバイザーですし、ETFなどの形であればリスクは低いです。
また、分散していてもその数が少なすぎるものも注意が必要と言えます(3種類程度の資産にしか投資していないなど)。

これ以外にも実際の運用実績をみたり調査をすることで大損を回避できる確率は増します。

ロボアドバイザーは他の投資よりも大損しにくい

ロボアドバイザーは危険なイメージがありますが、実は他の投資よりも大損しにくいのです。
最たる例がFXで、これはレバレッジと言って手持ち金の25倍もの資産を持った状態で取引も可能ですが、損失も25倍となり、ロスカットが起きた場合は全財産が無くなります。
また株式の単独保有も企業が倒産したら紙くずになります。
金であっても実は21世紀に入って資産価値が不安定になっているのです。
一方、ロボアドバイザーはETFと言う株式や土地、債券などの平均価格の相場を使った金融取引で利益を上げていますから会社が倒産したり、ビルが倒壊しても価値がほとんど下がりません。
また、そういった形で分散投資しているので、単独の資産を保有しているより大損しにくいのです。


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