ロボアドバイザー「theo」(テオ)の運用実績

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ロボアドバイザーtheo(テオ)の運用実績とは?

ロボアドバイザーの投資一任型は、その運用実績が気になるという方が少なくありません。
そもそもロボアドバイザー自体10年程度の歴史しかないため、その運用成績は分からないことも多いのです。
そんなロボアドバイザーも国内の最初期から行われ、比較的運用実績が判明しているものがあります。
それが今回紹介するtheo(テオ)です。
このtheoについて、その実績はどういったものか、他のロボアドバイザーと比較しどのような状況かと言った話題についてお話しします。

そもそも、theo(テオ)とは?

最初にtheoとはどんなロボアドバイザーなのでしょうか。
端的に言えば、国内の投資一任型ロボアドバイザーの草分け的な存在です。
そして一番の特徴は、海外のETF 6,000種類から最適な商品の組み合わせを行います。
ETFとは、株式や土地、金などを買うのではなく、その指数の価格を売買する金融商品です。
そんなETFを幅広いジャンルで売買し、運用を行っていきます。
その種類は、個別株、債券、不動産のほか、金や原油と言った天然資源なども売買の対象としているのが特徴です。
また、地域も日本や欧米と言った先進国ではなく、世界86の国と地域を対象としており、地理的分散を行うといった特徴もあります。
さらに長期運用による時間的な分散を行い、リスクを最小限に狙っているというのも特徴です。
手数料は全資産の1.0%を年率として徴収しています。
また、3,000万円を超える部分については年率0.5%です。
このようにロボアドバイザーとしては比較的安価な価格設定も行われています。

運営会社「お金のデザイン」も、注目企業

そんなtheoですが、2013年にサービスを提供しており、すでに7年近い実績を持っています。
加えて運営会社の株式会社お金のデザインも経済省が支援するJ-Startup企業に選ばれており、注目されているのです。
J-Startup企業とは、革新的な技術やビジネスモデルで世界に新しい価値を提供している企業を指定しているものです。
トップベンチャーキャピタリスト、アクセラレーター、大企業のイノベーション担当などからイチオシの企業を推薦しているため、実際の現場に沿った評価を得ているとも言えます。
また、このノウハウは、大手企業からも注目されているのです。
その証拠に通信会社大手のdocomoへもロボアドバイザーを提供しています。

このように安全な運用を目指し、大手企業や国からも注目されているのがtheoなのです。

ロボアドバイザーtheoの運用実績は様々な見方がある

theoの期待リターンは年利4.8%です。
ただし、これは平均的なものであり、様々な資産の組み合わせによって変化します。
例えば、最も運用実績が高かったプランの場合は、7.48%ですし、最も運用実績が低かったプランは、1.69%となっているのです。
これが高いか低いかは、後で解説するとして徹底した分散投資でリスクの低減と修正の安定化を図っている数値であるということは確かと言えます。
ただ、個々の状況に合わせて無数の組み合わせが存在するため、実績は、一概にどういった実績かは言い切れません。
そのため、設定によってはマイナスになることもあるということも注意です。
いずれにしても最低1万円から投資可能であったり、気軽に積み立てができるなどの利用しやすさも考慮すべき実績と言えます。

ロボアドバイザーtheoの実績:他のロボアドバイザーとの比較

他のロボアドバイザーと比較すると、theoの実績は現状そこまで高くありません。
先ほど出した数値を例に挙げながら他のロボアドバイザーの価格を紹介すると、年率リターン(円建て)は最大で年利7.48%、最小で1.69%です。

国内ロボアドバイザー業界大手「ウェルスナビ」(WealthNavi)との比較

最初に比較するのは、同じくロボアドバイザーの草分け的な存在であるウェルスナビになります。
これはシンプルにリスク許容度で年利が変化する仕組みです。
ローリスクローリターン型の「リスク許容度1」からハイリスクハイリターン型の「リスク許容度5」のタイプがあります。
この実績だと、リスク許容度1の場合が年利13.2%、最大の利益を出したリスク許容度5に至っては、20.1%という実績を残しました。
ちなみにこのウェルスナビが現状日本のロボアドバイザーで高い実績を出しているロボアドバイザーの一つです。


参考:
リスク許容度はいつ変えればいい?|ウェルスナビ

楽天証券のロボアドバイザー「楽ラップ」との比較

次に比較するのが楽ラップになります。
これは楽天市場が運営する楽天証券のロボアドバイザーでこちらは、最小が年利3.21%、最大が年利9.92%です。
こちらも比較的高い実績と言えます。

マネラップ(MSV LIFE)との比較

マネラップ(MSV LIFE)は、世界最大手のバンガード・グループと日本のマネックス証券、セゾングループが関係するロボアドバイザーです。
こちらは年利4.88%~5.27%と安定しているのが特徴と言えます。

ロボアドバイザーtheoの運用実績は、投資家が資産を預けるに足るものか?

結論を言うと、今後の実績次第と言えます。

  • 専用アプリiOSのみで、iPhone以外の方には使いにくい面があること、
  • 実績がやや物足りないこと、

上記が主な理由です。

また、これは他の一任型ロボアドバイザーの場合も同様ですが、
NISA(ニーサ)iDeCo(イデコ)に対応していないため、運用益もきちんと課税対象になります。

そのため、年末締めで税金を支払う必要が出て来るのです。
この税率は20.315%と消費税よりも高額な税率となっています。
それに加えて比較的安いとはいえ、1%の手数料がかかってくるのも大きな出費です。
そういった理由から、本格的に運用したい場合はもう少し高い実績が求められるという見方もできます。
現状は、7.48%、最小で1.69%といった成績ですが、運用によっては、今後一気に収益が上がる可能性もあるロボアドバイザーです。
そのため、状況によっては第一候補にしても良いロボアドバイザーです。

ロボアドバイザーtheoの運用実績は投資家にとって魅力的か

現状theoは利益を確実に出しており、魅力的なロボアドバイザーと言えます。
ただし、先ほどもお話しした通り手数料や税金などを差し引くと、実質かつての銀行の定期預金程度の金利(年利1~2%)です。
こういった状況ですから、今後手数料の減額や運用成績の向上などを期待して、今は様子を見るという手もあります。
それに、様々な資産に分散投資している分安定していますから、定期預金のつもりで今から始めてみるというのも選択肢としてありです。
また、日本でも有数の取引実績を誇っていますから、安心して預けられるロボアドバイザーの一つとも言えます。
dポイントが毎月もらえるTHEO+ docomo(テオ・プラスドコモ)もありますから、他のロボアドバイザーに負けない魅力もあるのです。
手数料も利用状況に応じてカラーが割り振られ、その色ごとに手数料が割引されるという仕組みのTHEO Color Palette(テオカラーパレット)が開始されていますから、今後も目が離せません。

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